春の新製品デジカメシリーズ第4弾はソニーの「Cyber-shot DSC-HX5V」。ネット上ではかなりの人気で(とりあえず、Twitterのわたしのタイムライン上では!)、一時は各店で在庫がなくなったくらい。
人によって褒める所は違っていて、このサイズと価格(実売4万5000円前後)でフルHDが撮れるのがすごいという人もいるし、高感度がいいという人もいるけれども、わたしの注目ポイントは「GPS搭載」なのだ。GPS搭載と高感度と10倍ズームレンズ。この3つ。
まずはGPS。ふらふらと歩いていて猫を発見! 即座に撮る。ここまではどんなデジカメでも問題ないのだが、あとになって「あの猫はどこで撮ったんだっけ?」となったとき、GPSが威力を発揮するのだ。
HX5Vを起動して約10秒待つと、内蔵のGPSユニットが現在地を測位してくれるので、それを確認して撮影するだけでいい。
実際には5秒で済むこともあるし、都会の高層ビル街で空があまり見えてないと何十秒もかかったり、位置がずれたりするけど、おおむね超高速。ただし、高速測位を実現するにはパソコンから「GPSアシストデータ」をカメラに転送する必要がある。そのくらいの手間はしょうがない。
HX5Vはその位置情報を写真のEXIF情報につけてくれる。写真などのデータについている位置情報を「ジオタグ」というのだが、そのジオタグ対応ソフトを使うと、このように写真と一緒に地図も表示してくれたり、地図上に写真を表示したりしてくれるのだ。
1日遊びに行って、帰ってきて、地図と一緒に写真を見る。これが楽しいのである。
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