25日に登場した“Tualatin”ことPentiumIII-Sに対応するマザーボードがASUSTeKからも登場した。「TUSL2-C」と名づけられた製品はその名のとおり、従来製品「CUSL2-C」の後継にあたる。
「TUSL2-C」 |
TUSL2-Cはチップセットに“i815EP B-Step”を採用。Tualatin対応のため1.25VのCPUバス電圧(VTT/AGTL+)に対応した。マニュアルにも明確にTualatinサポートがうたわれている。もちろん従来のCPUのために1.5Vの電圧もサポートされており、現在流通しているFC-PGA/FC-PGA2パッケージのPentiumIII/Celeronすべてを動作させることが可能だ。
ボード自体は従来のCUSL2-Cとほとんど変わりなく、拡張スロットはAGP×1、PCI×6、CNR×1となっており、DIMMスロットは3本だ。メモリの最大容量は512MBで、これも従来どおり。FSBを1MHz単位で変更できる点や、VCore/VIO電圧を変更できる仕様にも変化はない。
「CUSL2-C Black Pearl」(左)と比べてみた。レイアウトはほとんど同じような印象を受けるが、よく見るとコンデンサの数をはじめとして配線やチップの配列が微妙に異なっている |
マニュアル上でも明確にTualatin対応がうたわれている |
マザーボードのリビジョンは1.03となっている。なお、左に見える空きパターンはCMI-8738用のもの |
なお、ほとんどのショップではサウンド機能を搭載しないモデルを販売しているが、TUSL2-Cにはアナログ6チャンネル出力とデジタル出力に対応したC-Media製サウンドチップ「CMI-8738」を搭載したモデルも存在し、一部ショップではこちらの販売も始まっている。また、27日現在ASUSTeKのウェブサイトにいっさいの情報はないものの、代理店によればi815E B-Stepを搭載する「TUSL2」もラインナップにはあるようだ。TUSL2は8月発売予定となっている。
27日現在の価格情報
価格 | ショップ |
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\15,980 | DOS/Vパラダイス本店 |
\16,800 | DOS/Vパラダイス本店(サウンド付き) ZOA 秋葉原本店 |
\16,980 | クレバリー1号店 クレバリー3号店 コムサテライト1号店 |
\17,800 | OVERTOP 高速電脳 コムサテライト3号店 |
\17,999 | TSUKUMO eX. |
\18,800 | T-ZONE.PC DIY SHOP |