企業が、生き残りをかけて3-5年サイクルで定期的に経営戦略を見直しているように、個人も生き残りをかけて定期的に人生戦略を見直さなければなりません。そのターニングポイントが35歳近辺だという話は前回しました。ということで、今回と次回の2回に分けて35歳の人生戦略見直しの具体的な方法を紹介していきます。1回目の今回は、資産の棚卸です。
35歳の決算(資産の棚卸)
戦略の見直しを行なうにあたって、最初に自身の資産の棚卸をしてみましょう。この年齢になると会計の知識もあると思いますから、どうせなら下記のようにバランスシート(貸借対照表:B/S)風に作ってみることをお勧めします。こうすれば、これまでに形成してきた資産のバランス(短期と長期、有形と無形、勘定科目別など)がよくわかります。
なお、このバランスシートでは個人戦略オリジナルの勘定科目「各種資格」「これまでの人脈」「実務経験」など設け、貨幣価値に換算して評価する点が最大のポイントになります。(それぞれの算出方法の詳細は後述)
作成するバランスシートは具体的にはこんな感じです。なお、個人戦略オリジナルの勘定科目(各種資格、これまでの人脈、実務経験)は次ページのように算出してみてください。
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