タッチパネルに対応した12.1インチワイド液晶ディスプレイ搭載を搭載するフルアルミデスクトップケース「S21T」がOrigenから登場した。代理店はサイズ。販売価格はなんと12万9800円というダイナミックな製品だ。
電動でスライドする12.1インチワイド液晶
本製品は、大きさ435(W)×390(D)×225(H)mmの横置き大型筐体に12.1インチワイド液晶ディスプレイを搭載するというユニークなPCケース。サイズでは「メディア(動画/MP3)再生端末などのホームユース、あるいは制御端末やサーバーといった企業ユースなどディスプレイの別途購入を避けたい状況に最適」としている。
搭載される液晶ディスプレイはフロントパネルほぼ全面を占有するほどで、本体右下のくぼみ奥に設置されたボタンにより電動でスライドしOPEN/CLOSEする仕組み。液晶のスペックは、パネルにSAMSUNG製を採用し、標準解像度1280×800、26万色、アスペクト比16:10、コントラスト300:1、応答速度25ms、有効面積261.12×163.2mm、ドットピッチ0.204mm、CCFTバックライトとなる。タッチパネル機能については専用ソフトウェアをインストールすることで使用可能となり、Windows Vistaに対応したリモコンも付属する。
ケースの主なスペックは、光学ドライブ専用の5インチベイ×1と計10基もある3.5インチベイは全てシャドウベイ。マザーボードはATXフォームファクタのものまで対応し、リヤに120mmファン(950rpm/24.0dB)1基と底面に90mmファン(1000rpm/16.0dB)2基を標準で装備する。またフロントにはマルチカードリーダーを搭載。電源は非搭載。サイズは奥行き170mm以下を推奨しており、ケーブル着脱式電源の場合は160mm以下を推奨としている。
カラーリングはブラックとシルバーの2種類。明日6日から販売を予定している高速電脳とツクモケース王国での予価は、冒頭でもお伝えしたように12万9800円。なんともダイナミックな値段となってしまったが、フルアルミのATXケースに12.1サイズというタッチパネル対応液晶が電動で動くなどというギミックも考慮する妥当と言えるだろう。