【今月の自作PCレシピ】Windows 7 PCからの買い換えにおすすめ! ゲームも遊べる9万円アンダーPC

文●藤田 忠 編集●北村/ASCII

2020年02月15日 15時00分

 動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みに組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。

 秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。

子供でも自作できる組みやすさを考慮
バランスいいマシンを組む

 買い換えを考えているが、まだサポートが終了したWindows 7を使っているという人をはじめ、小学校でのプログラミング教育のスタートや、中学高校進学などを契機に子供用のパソコンを考えている人におすすめなのが、今回紹介するOS込み10万円アンダーのPC自作の構成だ。

 コストをとことん重視するなら、もっと価格を抑えることは可能だが、今回はカジュアルゲーミングを楽しめ、数年間は余裕で使えるパフォーマンスを備えているという点をメインコンセプトに、子供でも自作できる組みやすさや将来的なアップグレードのしやすさなども踏まえて、2児のパパであるTSUKUMO eX. 6階スタッフの紅谷さんに構成を考えてもらった。

中央通りのTSUKUMO eX.。UDX駐車場から近いので、液晶ディスプレーなども含めたPC関連一式購入の際も便利だ

TSUKUMO eX. 6階スタッフの紅谷達俊さん。高コスパからハイスペックゲーミング、クリエイティブまで、いろいろなPC自作構成を安心して相談できる

安心のインテル Core iで組む!

 インテルのCore iや、Radeon RX 570 8GB、512GB NVMe M.2 SSD、16GBメモリーを組み合わせた紅谷さん提案のPC自作構成。その総額はWindows 10込みで8万4000円程度。フルHD液晶やキーボード、マウスといったPCに必須の周辺機器をそろえても10万円台前半になっており、そのスペックを考えるとお買得感はかなり高くなっている。

 本構成の注目点はいくつかあるが、インテルCPU採用なのはとくに高ポイントで、インテルCPUへの安心感と信頼感が強いWindows 7 PCからの買い替えユーザーに刺さることだろう。ベテラン店員紅谷さんチョイスなのでコスパもよく、GPU非搭載になるが9400円前後で4コア/4スレッド、3.6GHz~4.2GHz動作を実現している。

 メインストリームCPUは4コア/8スレッドや6コア/6スレッド以上になっている最近の潮流からみると、4コア/4スレッドは低スペックに見えてしまうが、4コア定格3.6GHz、最大4.2GHzあれば、日常使いや、写真のRAW現像・加工といったライトな作業にはまったく支障のない性能になっており、ビデオカード次第ではカジュアルゲーミングも十分オッケーになっている。

 また、PCケースには机の下だけでなく、机上でも収まりがいいコンパクトなMicro ATX規格を選んでいる。

紅谷さんがチョイスしたOS込み8万4000円前後のPC自作構成

ゲームも遊べるバランス重視の9万円アンダーPC
CPU Intel「Core i3-9100F」
(4コア/4スレッド、3.6~4.2GHz)
8480円
マザーボード ASRock「B365M Pro4」
(LGA1151、B365、Micro ATX)
8980円
メモリー Crucial「CT2K8G4DFS8266」
(DDR4-2666、8GB×2枚)
7580円
SSD ADATA「ASX8200PNP-512GT-C」
(XPG SX8200 Pro 512GB、NVMe)
7980円
光学ドライブ 日立LG「GH24NSD5 BL BLH」
(DVDスーパーマルチ)
1980円
ビデオカード MSI「Radeon RX 570 ARMOR 8G J」
(Radeon RX 570、GDDR5 8GB)
1万6182円
PCケース Antec「P5」
(ミドルタワー、ATX)
5780円
電源ユニット 玄人志向「KRPW-BK650W/85+」
(80PLUS BRONZE 650W、ATX)
5480円
OS Microsoft「Windows 10 Home 64bit DSP版」 1万3500円
小計(税抜)   7万5942円
消費税(10%)   7594円
総額(税込)   8万3536円

※価格は2月14日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

9400円前後の価格で4コア/4スレッド、最大4.2GHz動作となる「Core i3-9100F」は、Ryzenにはない選択肢だ

あると便利なDVDドライブを搭載しているので、Windows 10はDSP版を組み合わせている

無線LANボードを追加するのもあり。おすすめは、最新規格のWi-Fi6に対応するTp-Link「Archer TX3000E」だ。価格も5500円前後と手ごろになっている

Radeon RX 570やNVMe SSDなど隅々までこだわり

 CPUと同じく、本構成のポイントになるのが、その高いコスパで完売してしまったRadeon RX 570 8GB搭載ビデオカードだ。価格は当時の最安値からアップするが、MSIから新型番「Radeon RX 570 ARMOR 8G J」で復活。フォートナイトなどのライトゲームを楽しめる性能で、1万8000円前後と十分魅力的になっている。

 さらにストレージにはリード最大3500MB秒、ライト最大2300MB秒のパフォーマンスを発揮する容量512GBのNVMe M.2 SSDのADATA「XPG SX8200 Pro 512GB」を選択している。容量、速度ともに十分で長く使える。

復活したRadeon RX 570 8GBビデオカードのMSI「Radeon RX 570 ARMOR 8G J」

ARMORシリーズおなじみの、ブラックとホワイトの2色で構成されたデュアルGPUクーラーを採用する

同店のおすすめ構成ですっかりおなじみになっている高速、安価なNVMe SSDのADATA「XPG SX8200 Pro」シリーズ

512GBの「ASX8200PNP-512GT-C」を選択。512GBあれば、写真や動画の保管も余裕だ

自分で貼りつけるヒートシンクが付属。M.2ヒートシンク非搭載のマザーボードで使う際も安心だ

手ごろな価格のエントリーLGA1151マザーボード

 1万円前半で購入できるエントリーモデルになるが、M.2ヒートシンクや電源回路部の大型ヒートシンクを装備しているB365チップセットを採用するASRock製マザーボードの「B365M Pro4」や、タブブラウジングやイラスト描き、ゲーミングなどに不安のない16GBのメインメモリーを組み合わせている。

マザーボードには、B365チップセットを採用するASRock「B365M Pro4」を選択

M.2スロットを2基搭載し、1基にはヒートシンクを装備する。電源回路部にも大型ヒートシンクを備えているので、4コア以上のCPUへのアップグレード時も安心だ

Micron製メモリーチップを採用するCrucialブランドのDDR4-2666 8GB×2の16GBだ

静音仕様のAntec製Micro ATXケース

 PCケースには、ドアタイプのフロントパネルとサイドパネルの裏面に吸音材を備えているAntec「P5」を組み合わせている。

 最近では珍しいフロント5インチベイのほか、メンテナンス性のいいフロントフィルター、シンプルで組みやすい内部レイアウト。さらにフロント140mmファンと、リア120mmファンを標準搭載している。

静音仕様のMicroATXケースのAntec「P5」。6000円前後とコスパ優秀だ

フロントパネルはドアタイプで、裏面には吸音材を備えている。5インチベイを1基装備する

フロントフィルターは2層構造で、簡単に取り外してメンテできるようになっている

内部レイアウトはシンプルで作業しやすい。ストレージベイは、2.5インチベイ×4、2.5/3.5インチベイ×2が備わっている

電源ユニットは、80PLUS BRONZE認証の玄人志向「KRPW-BK650W/85+」。1次、2次ともにコンデンサーには日本メーカー製を採用し、3年保証が付属している

【取材協力】

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