iPhone 5で這いつくばって「猫パノラマ」
文●荻窪圭/猫写真家
2012年09月28日 12時00分
なんか毎回同じ事言ってる気がするんだけど、新しいカメラを買ったらまず猫を撮るのである。
今回のお題は「iPhone 5」。それが何であるかはまあ今更説明不要であるが、新しいアップルのスマホである。800万画素の裏面照射型センサー搭載で、レンズはF2.4。iPhone 4Sよりちょっと広角になった。
これがまたiPhone 4Sとスペックはたいして変わらないけど、いろいろとよくなっているのだ。
プロセッサーが速くなったのでサクサク撮れるし、高感度時の画質も上がっているし、HDR時の合成にかかる時間も短くなっているしで、画素数を上げないで着実にレベルアップしてきたところがうれしい。
iPhone 5のようなスマホのいいところは、柔軟性。勝手にぐいぐいと近寄ってくる猫に対応するとき、薄くて軽くて片手で持って親指をちょいと頑張って伸ばして、猫の顔の辺りをタップしてそこにピントを合わせてタイミングを見計らって撮るってことができるのだ。
猫を撮ろうと思ってしゃがんだら、何かもらえると思ってとことことやってきて足元に座り込んだ猫を撮れるデジカメってそうはないもの。
こんな感じ。人なつこくて、足元にしゃがんじゃったので、身体をひねって無理矢理撮ってみた。HDRで撮ったので猫の顔も背景の青空もちゃんと撮れてる。すばらしい。
逆に、猫に近づけないときはつらかったりするのだが、なあに、遠いなら遠いなりに、うまく背景を使ってやればいいのだ。
こんな風に川をいれて、こんなとこに隠れてたというのを強調してみてもいいし、ちょっとトリミングしてやればそれなりに大きくもできる。ウェブ用ならそのくらいしてもOK(冒頭写真)。トリミングならiPhone上でもできちゃうし。
「猫パノラマ」に挑戦!
で、今回の新ネタは「猫パノラマ」。
いや、iOS 6からパノラマ撮影機能がついたのでそれで猫を撮ってやろうというだけの話なのだけど、このパノラマ機能がなかなか優秀なのである。
まずは猫がいる河原。2匹おります。これは普通のパノラマですな。しゃがんで、低い位置でiPhoneをぐるっと回しております。
次はちょっと高度な技。斜めパノラマ。要するに回転するときの軸がカメラに対してしっかりしていればいいわけで、コツは常にiPhoneと自分の身体を平行に保つこと。そうすると変な方向にいかない。
そしてパノラマ撮影は腕や肩ではなく「腰で回す」こと。肩や腕をがしっと固定して腰で回転することできれいに回ったパノラマを撮れるのだ。こんな風に。
実はこれ、難易度が高い技なので、きれいに回転できなくてつなぎ目がズレやすいんだけれども、iOS6のパノラマ機能ってかなりかしこくて、きれいにつないでくれるのだ。びっくりである。
だから、普通の猫写真もパノラマで撮るとちょっと面白くなる。
みなさまもぜひ猫パノラマを。わたしも猫が5~6匹はいるような多数猫パノラマが撮れる場所を探して挑戦いたします。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイ ン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを探す日々。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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