ぶったぎられたり、黒焦げになったりと大変なことになっているドコモダケ。アーティスト・えぐちりかのオブジェだ
右も左もドコモダケだらけのアート展
NTTドコモのCMでおなじみの「ドコモダケ」は今から3年前に生まれたキャラクター。今までに作られたキャラクターグッズは数知れず、ストラップに関してはもう累計で4500万個超が生産されているという。
そんな国民的(なのかな)有名キャラクターをモチーフに、次世代アーティストが自由な表現をするアート展「HOW TO COOK DOCOMODAKE?」が、東京・初台にあるNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]で来週13日まで開催されている。
同展は昨年10月にニューヨークでも開催されたもの。そこに新たな1組のアーティストが加わり、今回は合計17組のアーティストが自由にドコモダケを「料理」している。それではさっそく写真で会場の様子を伝えていこう。
会場入り口の受付スペース。背後にはドコモダケをあしらった缶が並んでおり、缶の中には「料理」されたドコモダケのストラップが(右)
入り口の脇に、ドコモダケをあしらったピザの箱が。「まさか本当に食べられるのか?」と思ったら中にオリジナルデザインのベレー帽が。もう完売のカラーもあるほど人気商品だそうです
会場手前で出迎えてくれるのは、うずたかく積まれたドコモダケグッズの山。ニューヨークでは現代アートとして人気が高かったとのこと。トイレットペーパーなんてあったのか!(右)
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ひらべったい、グラフィッカルなドコモダケ
展覧会のはじめに見えてくるのはアート集団「plaplax」とデザイナー・辻哲郎の合作による光のオブジェ。ドコモダケの影がディスプレー上にふわふわ落ちてくる。自分の手の影でさわるとふんわり飛んでいく
つづいてはグラフィティ・アーティストMUSTONEが木製のキャンバスに描いたドコモダケ。「いるはずがないもの(キャラクター)」を「妖怪」と発想して描いたものだとか
親子3代で書家という横山豊蘭の掛軸とオブジェ。手前にぶらさがっているのは巨大な筆にキノコが生えているというもの。持ちづらそうですね
プロダクションI・Gの映画「DEAD LEAVES」の製作で話題になったイラストレーター、今井トゥーンズのイラスト。コミックタッチの線が縦横無尽に連なる迫力は圧巻
漫画家としての経験もある、KYOTAROのグラフィックスアート。ドコモダケというか、キノコだ。「キノコの森に迷い込んだ女の子と森の主の邂逅」みたいなイメージだろうか
グラフィックアーティスト、松井えり菜のドコモダケだらけ絵画。「ニューヨークで開催する」ということを聞いて、右下に松井秀喜選手の似顔絵が入っていたりする。ブドウのオブジェがぶらさがっているなど半立体的な作り(右)
大きな目玉が印象的なグラフィック・アーティスト、古武家賢太郎の夢に出てきそうな…というか出てきたドコモダケ。アーティスト自身が夢で見たキノコに、ドコモダケのモチーフを重ねているのだとか。よく見ると複数のキャンバスが張り合わされているのが分かる(右)
「small planet」(リトルモア)で名を知らしめたフォトグラファー、本城直季。書籍のカバーなどで見たことがある人も多いだろう。外郭を溶かすようにボケさせることで、模型のような街並みが広がる。ウォーリーみたいに小さくドコモダケがいる
同上。ビルの屋上にドコモダケがちょこんと並ぶ
福井利佐の切り絵。ブドウの房をモチーフに、ドコモダケがステンドグラスのように連なっている。「これが切り絵ですか!」と驚く客も多かった。斜めから見ると切り絵ということが分かる(右)
冒頭にも紹介したplaplaxによる、もう1つの映像作品。お皿のような「白いもの」に反応し、ピザなどに料理されたドコモダケが映されるという仕組み。手にとると消え(中央)、置くとあらわれる(右)
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立体オブジェ、ファッションなドコモダケ
冒頭写真で紹介した、えぐちりかのオブジェ。全部見終えると、1人でトイレに行けなくなること受け合いだ。さあとくとご覧あれ
同上。個人的にいちばん好きなのは八つ裂きになっているものでした。ちなみにテーブルを含めて作品になっており、足元を覗きこむとちょっとビックリ
刺しゅうアーティスト、姉川たくの糸縒り作品。よーく見るとドコモダケがかがってあるのが分かる。女性客から「かわいい~!」という声も飛んでいた
東京千島屋の和菓子。「って和菓子なの?!」とノリツッコミみたいに驚く。展覧会のスタッフに声をかければ食べられちゃいます。上質な砂糖、和三盆を使ったおいしいお菓子
漫画家、グラフィック・アーティストなど多くの顔を持つ、近藤聡乃の箱入りオブジェ。すみずみまでカビとキノコでビッシリの引き出しにお手製のイラストが入っている。そういえば以前、タンスや引き出しをモチーフにした漫画を描いていた
ファッションデザイナー、森永邦彦が手がけるブランド「アンリアレイジ」による「ドコモダケ・ファッション」。素人の着用はオススメできない
ファッションブランド「シアタープロダクツ」によるかわいいTシャツ。幼児向けの服をアレンジしたようなデザインが素敵だ。おじいちゃん、おばあちゃんモデルが着ているともっとかわいいじゃありませんか(中央、右)
ジュエリーアーティスト、嶺脇美貴子による解体ジュエリー。ガンダムのプラモデルをバラしてネックレスにするなど「キャラクターの解体/再構成」をテーマにした作品が多い。左が解体前、右が解体後
同上。解体前はカップだったものが(左)、解体後にはリングや蹄鉄形のアクセサリーに(右)
イラストレーターの黒田潔による立体作品「ドコモダケの家」。のぞき穴がついており、サルとドコモダケが共生している幸せな空間が見られる
展覧会は連休最終日、13日までの開催だ。キービジュアルを見せるとイヤがられるかも知れないが、ドコモユーザーならずとも足を運んでみてはいかが。