- カメラを始めとして、これまで以上に性能をアップさせた“最強のiPhone”として高いバリューを持つだけでなく、Dynamic Islandやロック画面のウィジェット+常時点灯など、ソフトウェアやUI面でも停滞も感じられた昨今のスマホの世界に新しさを呼び込み、「最新のiPhone」が欲しいと多くのユーザーに感じさせたその完成度は、2022年の代表的モデルと呼ぶにふさわしいと言える。(ASCII副編集長 岡本善隆)
- 2022年のiPhoneはやはりProとProMaxが大人気です。カメラ画素数が4800万になったことで、前モデルよりも更に映える写真が簡単に撮れるようになりました。処理性能もかなり高く、動画撮影やゲームなど何でもOKの端末です。(ヨドバシAkiba PC・モバイル 越川喬介氏)
- iPhone 13 Pro と比べカメラの性能が大幅に上昇し、特に広角カメラは4800万画素、画像処理エンジン搭載で暗い場所でも明るく撮影が可能に。アクションモードで手振れ補正も強化され、かゆいところに手が届く性能になりました。Apple Watch ではおなじみの常時表示ディスプレイも非常に便利。(ソフマップ神戸ハーバーランド店・小林 達宏氏)
- 新シリーズより機能追加になったダイナミックアイランドがおすすめ。バックグランド再生している音楽のスキップ操作や今起動している。アプリの管理がしやすく作業をしながらの操作が可能なところが良いです。(ヤマダデンキLABI1 LIFE SELECT 高崎・加藤正明氏)
- アップルらしいパンチホールを活用したダイナミックアイランドで通知や着信も愛らしい。ビデオ撮影時のアクションモードは手振れを補正してくれる為、動画撮影にも最適なスマートフォン。(ビックカメラ通信事業室 スマートフォン担当・笠倉達矢氏)
- よりプロ向けに仕上がったカメラシステムは、iPhoneで初のクアッドピクセルセンサーを搭載で、暗所撮影の性能が非常に向上している。また、Apple ProRAWをオンにすることで可能となる4,800万画素の撮影では、細かな箇所までしっかり描写が可能。モードの切り替えによってあらゆるシーンに対応できるカメラは、iPhone 14 Proの一押しポイント。(ジョーシン 商品部 モバイルコミュニケーショングループ 溝端仁氏)
- グーグル独自チップを搭載したモデルとして第2世代に入り、その特性・強味をさらに磨いてきたモデルと言える。カメラでは、特に超解像ズームでその高い性能を実感できるし、自動文字起こし対応のレコーダーアプリなど、Pixelシリーズにしかない機能もさらに磨きをかけてきた。これらの高性能にも関わらず、Pixel 7ともども価格面のお得さも大いに光っている。(ASCII副編集長 岡本善隆)
- リアルタイム翻訳や文字起こし機能などAI機能を使用したサービスが充実している点です。リアルタイム翻訳機能を使用すると、48の言語で実際の会話を通訳したり、カメラで写したメニューを翻訳でき、とても便利です。またGoogle Pixelの自動調整バッテリーなら、24時間以上バッテリーが持続できる事も良いです。(ヤマダデンキLABI1 LIFE SELECT 高崎・加藤正明氏)
- なんといってもこの機種の一番の特徴は、5倍望遠レンズとGoogle Tensor G2によって実現した30倍の超解像ズーム。今まではクリアに撮影することができなかった遠くの被写体もこの機種なら問題無し。(ジョーシン 商品部 モバイルコミュニケーショングループ 溝端仁氏)
- リフレッシュレートは10Hzから120Hzまで対応でスムーズな表示やなめらかな操作性。静止画ズーム30倍、動画ズーム20倍で様々なシーンで活用できる。(エディオン 通信商品部・岡田誠氏)
- 超広角・望遠・マクロとカメラの機能が非常に充実しています。Instagram・LINE・Facebook などの写真投稿 SNS で重宝する、映り込んで欲しくない被写体を後処理で消せる「消しゴムマジック」や、メインの被写体の背景にダイナミックな動きが付けられる「モーション」撮影モードがあり写真で遊べる高性能なスマホです。(ソフマップ神戸ハーバーランド店・小林達宏氏)
- Xperiaシリーズの最新ハイエンドモデルとして、Photography Proや高音質スピーカーなど、ソニーらしさが詰まった製品と言える。特に本モデルではオプション品のXperia Streamにも注目。最大120fpsでのゲーム配信を可能にするなど、ターゲットユーザーを明確にしたことも含めて、他にない魅力につながっている。(ASCII副編集長 岡本善隆)
- ハイスペックなのでゲームもサクサク動きます。動画撮影はソニーらしい被写体を追いかけてピントを調節するオブジェクトトラッキング機能や瞳フォーカス機能で、プロのような動画撮影ができます。(ビックカメラ通信事業室 スマートフォン担当・笠倉達矢氏)
- オプション品であるゲーミングギアのXperia Streamを装着することで、ゲームプレイに必要である冷却機能やインターフェイスが追加できる。ゲームプレイに最適なサイズと普段使いでの最適なサイズは異なるが、装脱着できるため、利用シーンに合わせて使い分けが可能である。本格的にスマホでゲームを楽しみたい方にもおすすめ。(ジョーシン 商品部 モバイルコミュニケーショングループ 溝端仁氏)
Apple
iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Max
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Google
Google Pixel 7 Pro
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ソニー
Xperia 1 IV
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【部門総評】ASCII副編集長 岡本善隆
ハイエンドスマホは10万円以上の価格帯が中心となり、よりコアなユーザー層に向けた機能・製品が見られるようになってきたことも背景にあってか、昨年以上にバリエーション豊かとなっている。
その中でも、自社開発のSoCを中心に据えて、独自の方向を進んでいるのがiPhoneとPixelの両シリーズと言える。特に今年のiPhone 14 Pro/Pro Maxは、Dynamic Islandを始め、iOS 16でのUIの変更なども含めて、ユーザーにこれまでのスマホにない新しさを感じさせる製品に仕上がっている。一方のPixelも超解像ズームやレコーダーアプリの文字起こし機能など、自社が得意とするソフトウェアを活かすためのハードウェアという方向性が明確になり、しかも価格面でもリーズナブル。iPhoneの対抗馬として、さらに地位を固めた1台だろう。
今回受賞を逃した製品の中にも「AQUOS R7」や「Galaxy Z Fold4/Flip4」「ROG Phone 6」など個性的な製品は多数あり、ハイエンドスマホは単純なスペックや機能で選ぶ時代ではなくなったという印象を強くした。