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グランプリ

ASCII BESTBUY AWARD 2022 GRANDPRIX

Apple
MacBook Air(M2チップ搭載)

MacBook Air(M2チップ搭載)

総評:小林久(ASCII BESTBUY AWARD審査委員長)

 2022年のデジタル機器市場は、引き続きの部材不足や、円安による価格上昇など、難しい要因が多く、作り手であるメーカーの苦労を取材などで耳にする機会が多かった。一方でユーザーからは、今年はアップルのiPhoneを始めとした海外製品の国内価格が上がり、手が出しにくくなったという声も上がった。値上げを見すえつつ、どのタイミングで買うかに頭を悩ませている人も多いのではないだろうか。

 こういった状況ではあるが、デジタル機器への関心は下がらず、良いものが登場し、価値が認められたのは多少高くても売れる状況が続いている。受賞製品全体を眺めた傾向としては、新機軸を打ち出すというよりは従来機種の延長線上で機能や使い勝手を深めた、スマートフォンやパソコンが目立つ。また、相対的に高くても良いもの、価格に見合った付加価値や満足感が得られるものを求める志向が高まっているようにも感じる。

 一方で、スマートウォッチやゲーミング関連など、周辺機器やコンパニオン型デバイスの魅力度が上がり、デジタル機器を活用するシーンの幅は広がった印象だ。

 グランプリに輝いた「MacBook Air」は、第2世代に進化したM2プロセッサーをいち早く投入し、性能と携帯性のバランスがいい製品として、広範な支持を集めた。今回はカテゴリーとして設けていないが、デスクトップ向けCPUではインテルとAMDがそれぞれ魅力的な製品を投入しており、年末から来年にかけての刺激になりそうだ。

 難しい市場でであるがゆえに、より本質的な製品の価値が問われる。そんな2022年のデジタル市場になった。

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