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第5回 確定申告事件簿

【2022年提出 確定申告】税理士が驚いた! 終わらない減価償却と謎の空白

前川亜紀 監修●高橋創(税理士) 編集●飯島恵里子/ASCII

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 人々の欲望がとぐろを巻く新宿。この街で働く人々が、確定申告時期に駆け込むのが、税理士・高橋 創が率いる髙橋創税理士事務所。開業15年目、キャバ嬢、ホスト、医師、アーティストなどあらゆる個人事業主・フリーランスの味方になり、税金の悩みに向き合い続けてきた。

 ここでは高橋創税理士の経験から得た「確定申告、あるある」を基に様々なバレに配慮し、相談者の経歴やディティールの一部を変更して紹介する。第5回目の今回は、店舗オーナーとして活躍するジュンさん(38歳)。

コロナ禍で収入が爆増! 節税を相談した税理士に「ヤバイ」と言われる

 店舗オーナーのジュンさん(38歳)のキャリアは、20歳の時に夜の街でスタート。「来た仕事は断らない」というスタンスで、人材派遣、スカウト、トラブルの仲介、宣伝広告などあらゆる雑用を引き受けていたという。そして、10年前に売上1千万円を突破。その時に会社組織に変更。以降順調な経営が続いている。

 「今、お店は人に任せて、かなり自由に動いています。ユーチューバーのプロデュース、店舗のプロデュース、トラブルの仲介、居抜きの物件探し、メニュー開発など、いろんなことをしています」

 ジュンさんは細かい性格で、帳簿管理が好き。管理はすべて自分で行っているという。

 「新しいことが大好きで、内装をトレンドにあわせて変更したり、最新の機材をつねに導入してきました。それが功を奏して売り上げが伸び、大台を越えてしまったんです。そこで少し節税したいと、確定申告書を知り合いの税理士に見せたら“これはヤバイよ! 節税どころの話じゃない”と言われたんです。これはいったい、何が問題だったのでしょうか」

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