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AIスピーカー、シニア世代が注目…50代以上で期待値が高い傾向

2017年10月24日 01時25分更新

記事提供:通販通信

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(株)ニールセンデジタル(株)がこのほど発表した消費者のマルチスクリーンの利用動向調査「Nielsen Digital Consumer Database(ニールセン デジタル・コンシューマー・データベース)2017」によると、43%の人がAI(人工知能)を搭載したスピーカーについて「便利そう」と回答。年代別にみると10代と50歳以上で高い傾

 デバイスごとの年代別インターネット利用状況については、49歳以下ではスマートフォンからの利用が80向が見られた。

音声検索利用者の64%がAIスピーカーに期待%以上と最も多かった。50歳以上では依然としてパソコンからの利用が多かったが、スマートフォンからの利用も67%に達し、15年調査時の48%から約20ポイント増加している。

 情報検索によく利用するデバイスについては、全体の53%の人が「スマートフォン」と回答。スマートフォンを最もよく利用する人の割合は若年層ほど高く、特に10代では86%を占めている。またその割合は増加傾向にあり、15年と比べてすべての年代で増加している。

 また、新しいデバイスとして注目されている人工知能(AI)を搭載したスマートスピーカーへの期待値については、43%の人が「便利そう」と回答。年代別にみると10代が最も高く60%、次いで50代以上で47%の人が「便利そう」と答えている。また、現在音声検索を利用している人と利用していない人とで比較すると、音声検索を利用している人が64%であるのに対し、利用していない人では40%と、24ポイントの差が見られた。

 同社シニアアナリストの高木史朗氏は、「発売前のスマートスピーカーに対して、10代と50歳以上の期待値が高いという結果は興味深い。パソコンやスマートフォンでのインターネット利用に慣れ親しんでいる20~49歳と比べて、50歳以上では音声で入力することへの期待があるのだろう。50歳以上にこの新しいデバイスが浸透すると、室内でのインターネット利用が大きく増加する可能性がある」と分析している。

 同調査は、スマートフォン、パソコン、タブレットのいずれかのデバイスを通して月1回以上インターネットを利用している日本全国の15歳(高校生)以上の男女2913人が対象。サンプル数は、4デバイスからのインターネット利用者の人口構成比によって割り当てられ、インターネットユーザーを代表するように割り振られている。調査期間は9月8~9日。

■ニールセンデジタル

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