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若年層ほど「収入増」「購買意欲が上昇」の傾向に…消費意識調査

2017年10月23日 14時03分更新

記事提供:通販通信

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マイボイスコム(株)が21日発表した「消費意識に関する調査」によると、1年前に比べて「収入額が増えた」「購買意欲が高くなった」と回答している人が、若年層ほど多いことが分かった。

 同調査は、「MyVoice」のアンケートモニター約1万人(男性5762人・女性5209人)を対象としたインターネット調査によるもので、調査期間は9月1日~5日。

女性10~30代は「衣料品、アクセサリー」を我慢

 1年前と比べて生活全体の支出額にどのような変化があったかを聞いたところ、「増えた」が9.3%、「やや増えた」が21.7%という結果となった。「減った」と答えたのは11.2%で、過半数の人は「変わらない」と回答している。

 また、収入額の変化については、「増えた」(2.8%)、「やや増えた」(13.3%)、「減った」(15.9%)、「変わらない」(58%)だった。「増えた」もしくは「やや増えた」と答えた人の割合がやや増加傾向にあるほか、「減った」と答えた人は減少傾向にあることが分かった。中でも、年代が低いほど収入額が増えた人の比率が高いことが明らかになっている。

 さらに購買意欲に変化があったかについては、「変わらない」が59%で最も多かったものの、男性20代や女性20・30代で「購買意欲が高くなった」人の割合が多く見られ、収入が増えた人の6割強、やや増えた人の4割弱に達している。実際にお金を掛けたものについては、「食品・飲料」「旅行、レジャー」「外食、グルメ」が各2~3割で上位に。女性20代では「食品・飲料」「外食、グルメ」、女性30・40代では「子供や孫の教育関係」が高かった。

 一方、お金をかけたいが我慢していることについては、「旅行、レジャー」「外食、グルメ」「衣料品、アクセサリー」が各2~3割で上位に。女性10~30代では「衣料品、アクセサリー」が1位となったほか、男性30代以上では1位「旅行、レジャー」、2位「外食、グルメ」、3位「デジタル・AV機器、家電」の順となっている。

 また、現在の消費行動については、37.6%が「節約はしつつ、ちょっとした贅沢も楽しむ」と答えたほか、「常に節約を意識している」「必要なもの以外はなるべく買わないよう、我慢する」がそれぞれ2割になるなど、多くの人が節約を意識している様子がうかがえた。今後1年間の購買意欲については、「低くなる」と思う人が22.1%、「高くなる」と思う人が11.9%に。若い年齢層の方が他の年代に比べて「購買意欲が高くなる」と答えた人が多かった。

 個別の意見では、今後1年間の購買意欲が高くなると思われる理由について、「習いごとを増やしたから」(女性67歳)、「欲しいものを考えるのは気分転換になる」(女性41歳)などの回答が。低くなる理由については、「欲しいものがない」「経済状況から考えるとお金を使うべきではない」(男性44歳)、「少しお金を使い過ぎた」(女性28歳)、「必要なもの以外は買わないようにしている」(女性56歳)などの回答が得られた。

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