音楽をスピーカーで鳴らすシチュエーションは、部屋の中はもちろんだが、バーベキューやキャンプなどアウトドアシーンでも十分あり得る。
ただし、前回紹介したようなスピーカーだと、突然の雨などで故障してしまう可能性もある。アウトドア用途なら防水スピーカーを用意すべきだろう。
今回は防水仕様のおススメスピーカー3製品を紹介する。お風呂に浮かべて使えるものもあるので、アウトドア派でなくても興味をそそられるはずだ!
2台組み合わせてステレオスピーカーになる
TDK Life on Record/TREK Micro A12
筆者のチェックポイント
- ここが○:高い防塵防水性能。2台用意すれば左右分離型ステレオスピーカーに!
- ここが△:ニッケル水素のバッテリーは稼働時間がいまひとつ
TREK Micro A12(実売価格6200円前後)は手のひらサイズのスピーカー。アウトドア系の外観に見まごうことなく、IP64相当の防塵防水性能を持つ。水没させることはできないが、水滴や砂はどんとこいのタフさだ。
重量はわずか182gで、付属のカラビナを使えば木の枝にぶら下げて使うこともできる。
40mmフルレンジスピーカーと56mmパッシブラジエータが出す音は、想像以上にパワフル。音の傾向はTDK Life on Recordが掲げる「シグネチャーサウンド」の名にかなうもので、低域から中高域までバランスのいい音を楽しめる。
さすがに木の枝にぶら下げて聞くと低域はもの足りなくなるが、切り株など硬めの台に載せれば屋外でもじゅうぶんだ。
本機を2台用意すれば、ステレオスピーカーに早変わり。英CSRの技術「True Wireless Streo(TWS)」を採用し、左右分離/完全ワイヤレスのスピーカーとして使えるのだ。
Bluetooth/A2DP完全互換のため、スマートフォンアプリなどソフトの追加は必要ない。DSPを使い音場を擬似的に広げるBluetoothスピーカーはいくつかあるが、本機をTWS環境で使うときのステレオ感はいわばホンモノ。左右を1メートル以上離して設置すれば、その効果がわかるはずだ。
TREK Micro A12の主なスペック | |
---|---|
エンクロージャ方式 | 密閉型(パッシブラジエータ×1) |
連続再生時間 | 約6時間 |
最大出力 | 3W |
NFC対応 | ○ |
マルチペアリング | 非公開 |
マルチポイント | 非公開 |
対応コーデック | SBC |
本体サイズ | 幅82.5×奥行29×高さ82.5mm |
重量 | 182g |
(次ページに続く、「お風呂に浮かべて音楽鑑賞! センチュリー「Floe」」)
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