無料通話・メールアプリ「LINE」を運営するLINEは7日、PC版LINEのセキュリティ強化策を公式ブログで発表。パソコンでLINEにログインする際、初回ログイン時のみ、4桁の「認証番号」をスマホ版LINEに入力する手順が新たに加わった。最初に1度認証すれば、それ以降は従来どおりメールアドレス・パスワードの入力のみで利用できる。
PC版LINEを起動して、ログイン画面でメールアドレス・パスワードを入力し、「ログイン」をクリック。するとPC版LINEに4桁の認証番号が表示される。その後にスマホ版LINEを起動すると、認証番号の入力画面が表示されるため、PC版LINEで表示された4桁の認証番号を3分以内に入力する。
この策により、第3者がPC版LINEに不正なログインを試みても、認証番号を入力するべきスマホ端末が手元にないためログインは不可能になる。また、第3者がPC版LINEに不正なログインを試みると、手元のスマホに認証番号の入力画面が表示されるため、「誰かがPC版LINEから自分のアカウントでログインしようとしているかも?」と気づくこともできる。
LINEへの不正ログインが増加しているため、今回はその対策の1つになるもの。同社では6月27日にも公式ブログで、「他社サービスと同じパスワードを設定している場合にLINEのパスワードを変更」するように呼びかけている。LINEの不正ログイン騒動は早めに収束させたい。