25日から3日間、東京ビッグサイトで世界最大級のものづくり専門展「日本 ものづくり ワールド 2014」が開催される。「第25回設計・製造ソリューション展(DMS)」「第18回機械要素技術展(M-Tech)」「第5回医療機器 開発・製造展(MEDIX)」「第22回3D&バーチャルリアリティ(IVR)」の4構成となっている。
なかでも第25回設計・製造ソリューション展は、製造業向けITソリューションが350社(3月19日現在)出展する専門展。最新の3Dプリンタや造形機の関連企業60社が出展する。金属粉末をレーザー等で焼き固める粉末焼結造形、樹脂材料を使う熱溶解積層法と光造形法、そして、液化材料をノズルで蓄積させるインクジェット方式といった代表的な3D技術が集結。産業用から個人向けまで新製品がみられる。
3Dプリンタは、1986年に光造形の特許を取得した米3Dシステムズ、88年に熱溶解積層法の特許を取得した米ストラタシスを中心に開発・実用化。自動車や航空宇宙をはじめたとした研究機関などで利用されてきたが、2009年に特許が失効したことで、廉価な3Dプリンタが次々と登場。産業用と個人用を問わず、さまざまな分野に活用の幅が急速に広がっている。市場としての将来性は有望と言え、同展で3Dプリンタ業界の最新動向をチェックすれば、新たなビジネスチャンスにつながるかもしれない。