ニュースアプリ「Gunosy(グノシー)」を運営するグノシーは23日、KDDIとジャフコ、B Dash Venturesの3社から総額12億円の資金調達を実施したと発表した。ジャフコとB Dash Venturesは運用するファンドにて引き受ける。
Gunosyアプリは3つの機能を持ち、まず1つ目は、ネット上からいま話題になっている情報を取得・配信する「カテゴリニュース」。2つ目は、ユーザーの興味関心を分析し、最適な情報を個別に編集・配信する「マイニュース」。3つ目は、80以上のメディアがパートナーとして参加する「チャンネル」だ。3分間で読めるようにコンパクトにまとめて1日2回、朝刊・夕刊としてユーザーに届ける機能を備える。
グノシーは2012年11月に創業したベンチャー企業だが、今年の3月にはKDDIからの資本参加・業務提携を受けたことを発表。4月から海外展開もスタートし、4月から英国、5月から米国での配信を順次開始している。ダウンロード数は300万を超え、6月末には400万ダウンロードを突破する見込みだという。
リビジョンが4月に発表した調査結果によると、ニュースアプリの認知度ランキングは1位が「LINE NEWS(ニュース)」(33.4%)、2位が「グノシー(Gunosy)」(18.4%)、3位が「スマートニュース(SmartNews)」(15%)。利用度ランキングでは1位が「LINEニュース」(10%)、2位が「スマートニュース」(8.4%)、3位が「グノシー」(5.8%)となった。
ニュースはオンラインで「探す」から「探してもらう」へという流れのなか、今回の調達資金を使ってニュースアプリのトップを狙う。