渋谷のスクランブル交差点を渡る人が全員歩きスマホだったら――。そんな状況をCG映像にまとめたYouTube動画が3月27日に公開されると瞬く間に話題となり、5月23日現在で再生回数は232万回を超えている。
この動画を公開したのはNTTドコモ。同社は歩きスマホの危険性を訴えるだけでなく、昨年12月5日からすでに「あんしんモード」に「歩きスマホ防止機能」を追加。スマホを見ながら歩くと歩行中であることを検知し、ユーザーに警告画面を表示して歩きスマホを防止する。
そして23日、ソフトバンクモバイルも同様の機能として歩きスマホ防止アプリ「STOP歩きスマホ」をAndroid搭載スマホ向けにGoogle Playから無償提供を始めた。歩行中であることを検知すると警告画面を表示するとともに、警告画面が表示されている間はスマホを操作できないようにする機能だ。
冒頭に触れたNTTドコモのYouTube動画では、渋谷のスクランブル交差点を1500人が歩きスマホで渡ろうとした結果、歩きスマホ同士の衝突件数は446件、転倒件数は103件、スマホ落下件数は21件も発生すると予測。横断に成功したのは全体で3人に1人となる547人だった。他人とぶつかったり転んだり、スマホを落としたりすることがないように心がけたい。