米グーグルは現地時間25日、グーグルクラウドプラットフォームに関するいくつかの発表を行った。公式ブログで公開している。
まずは値下げや価格の簡素化として、「Compute Engine」はすべてのサイズや地域、クラスで32%値下げ。「App Engine」はインスタンス時間の価格を37.5%値下げし、SNI SSLとPageSpeedを含む多くのサービスは、追加費用なしですべてのアプリケーションで提供できるようにした。
「Cloud Storage」は1GBあたり2.6セントで販売し、多くのユーザーにとってはざっくりと68%安い価格となる。ビッグデータの利活用などでニーズのある「Google BigQuery」は、オンデマンド価格が85%削減される。
仮想マシンのオンデマンド価格では新たに「Sustained-use discount(持続的利用の割引)」を設定。月の25%以上にわたって持続的に仮想マシンを使用する場合、自動的に適用される。オンデマンドの新価格よりも30%の割引となり、トータルでは53%の削減となるという。
最小限の設定およびワークローの変更により、クラウド上での構築、テスト、配信を可能とするなど、新サービスも導入する。たとえば「BigQuery」内では、セットアップや設定なしで、完全に管理されたサービスを使用し、秒単位で任意のサイズのデータセットに対して、インタラクティブなSQLクエリを実行することが可能だ。さらに今後は「BigQuery Streaming」により、リアルタイムで大量のデータストリームを分析することができるようになる。
そのほかの詳細は公式ブログにまとめられているが、今回の施策はグーグルがクラウドサービスに本腰を入れたことを意味する。