「スマホを使いこなす自信はない。どうせ通話とメールとネットだけなんだから、自分はいつまでもガラケーでいい」――そんなことを言っていられるのもあと2~3年。2017年には、法人携帯電話市場からフィーチャーフォンが姿を消すという予測が発表された。
市場調査・コンサルティングのシード・プランニングが、国内法人携帯電話市場の動向分析し、結果をまとめた結果、フィーチャーフォンは今後数年で急激に契約台数を減らすという。国内の法人携帯電話市場は、フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が着実に進んでいる。実はフィーチャーフォンの契約台数は、2012年度には841万契約で、スマートフォン/タブレット契約の490万契約よりもまだ350万契約も多い。しかし、以降は年々スマートフォン/タブレットへの移行が進み、2017年度にはフィーチャーフォンを見ることはなくなると予測されている。
スマートフォン/タブレットは、ビジネス用のユーティリティの充実により、法人利用が急速に拡大している。フィーチャーフォンからの乗り換えと新規需要をあわせ、2015年度にかけて毎年300万契約規模で伸長。2017年度には2012年度の約4倍の1,940万契約に達すると予測されている。それに押し出されるように、法人携帯からフィーチャーフォンは姿を消すというわけだ。
まだまだガラケーで十分と思っている人は、早急に考えを改めたほうがいい。