マカフィーは5月30日、「McAfee Enterprise Mobility Management」(マカフィー エンタープライズ モビリティ マネージメント、以下McAfee EMM)を「McAfee ePolicy Orchestrator」(マカフィー イーポリシー オーケストレーター、以下McAfee ePO)プラットフォームと完全に統合したことを発表した。新名称は「McAfee EMM 11.0ソフトウェア」。
McAfee EMMソフトウェアは、包括的なセキュリティ、ポリシー、管理機能をモバイルデバイスにまで拡張するというもの。また、McAfee ePOは、統合された1つのインフラとコンソールを通して、会社支給と従業員所有の両方のデバイス(スマートフォン、タブレット、ノートPC、デスクトップPC)のデータを企業が保護できるようにするデータセキュリティだ。
McAfee EMM 11.0ソフトウェアにおいて、これらの統合により強化された機能は以下の通り。
・統合されたインフラとコンソールからエンドツーエンドのセキュリティとコンプライアンスを可視化
・デバイスのタグ付け、ワークフローの自動化、ドラッグアンドドロップ可能なダッシュボードなどのMcAfee ePOプラットフォームの自動化を活用し、プロセスを合理化
・ユーザー、デバイス、OSのオプション単位でのポリシーベースのセキュリティ
・モバイル特有のレポート、ダッシュボードといった、モバイルのモニタリング、警告、分析、レポート機能
・サーバーあたり最大で25,000台、ロードバランシングを用いれば100,000台以上のデバイスまで対応可能になり、大企業クラスへの拡張性を実現
なお、EMM 11.0の日本での提供開始は、2013年6月下旬を予定している。