電撃オンラインのゲーム好き編集者が贈るゲームコラム。今回は、あの人気作『STEINS;GATE』の完全新作についてお届けします。
著者プロフィール
電撃オンラインで美少女ゲームやアニメ、グッズなどの情報をまとめている裏サイト(?)“G-net”の担当編集・ごえモンです。最近は『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』と『イース セルセタの樹海』にハマり中。『セルセタの樹海』は2周目をはじめました。
まゆりの娘も登場!
『STEINS;GATE』完全新作は執念オカリンへと続く物語
どうも、ごえモンです。皆さんは、『STEINS;GATE』の完全新作が11月9日に発売されるって、知っていましたか? その名も『STEINS;GATE 閉時曲線のエピグラフ(以下、閉時曲線のエピグラフ)』。実はこの作品、8月10日~12日に開催されたコミックマーケット82で販売された“『STEINS;GATE』セット”に入っていた小説なんです。
「完全新作とか言っておいて、小説かよ!」という読者の声が聞こえてきそうですが、『閉時曲線のエピグラフ』をなめてもらっちゃあ困ります。僕はすでにコミケ版を読んだのですが……めちゃくちゃおもしろかったんですよ、これが!! 多数の新キャラの登場や、先が気になってグイグイと作品内に引き込まれていく展開、ゲームでは描かれなかった“執念オカリン”へと到達するストーリー。“完全新作”という表現になんの違和感もない内容になっています。
コミケ版は、7,000円(税込)のセット内に入っていたこともあり、読んでいる人は少ないと思われます。でも、『STEINS;GATE』ファンなら、これを読まないのはもったいない! というわけで、ここでは『閉時曲線のエピグラフ』がどのような作品なのか、紹介していきたいと思います。
ちなみに、本編のネタバレに関する情報も多数出てくると思うので、本編をクリアした人やTVアニメをすべて見た人以外は、自己責任で読むようにしてくださいね。
これは語られなかった世界線の物語
この小説では、ゲーム本編の後半も後半、“シュタインズ・ゲート世界線”へと到達する直前で分岐した物語が描かれます。もっと言えば、牧瀬紅莉栖を救出できないまま、いろいろな思いを封じてβ世界線で暮らすことを選んだ主人公・岡部倫太郎のその後……つまり、俗に言う“執念オカリン”へと到達する物語なわけです。ゲーム本編にあった「一度失敗する必要があった」という発言の補完的な物語になっています。
『閉時曲線のエピグラフ』は、その“執念オカリン”へと続く小説の第1巻となります。全3巻を予定しており、第2巻のタイトルは『永劫回帰のパンドラ』。タイトルだけ見ても、「永劫回帰ってことは、まさか」とか「パンドラということは、絶望的な出来事も……」なんていろいろと妄想が広がります。
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