スマートホン連携で録画操作がさらに快適になる「Wooo Remote」
外観は正直言ってあまり新鮮味がなく、3D対応となっただけのマイナーチェンジと思われそうだが、大きく変わっているのは中身だ。最大の特徴とも言えるのがスマートホン連携機能。iPhone/iPod touchとiPad用にリモート操作用アプリが提供され、タッチ操作で快適に操作ができる。
アプリはそれぞれ「Wooo Remote LITE for iPhone」、「Wooo Remote LITE for iPad」という名称で、8月下旬に無料配布開始予定となっている。iPad版は大きな画面を生かしたGUIデザインが採用されているが、機能的にはどちらも共通だ。
Wooo Remote LITEの主な機能のひとつは、他社テレビのスマホ連携アプリと同様に、付属リモコンのすべての操作を行なえるリモコン機能。操作画面のデザインは付属のリモコンのデザインとほぼ同様になっている。
iPad版は画面が大きいため、ボタンのサイズも大きく操作がしやすい。操作画面は放送切り替えやダイレクト選局、十字キー周辺の操作ボタン、再生操作ボタン群と、リモコンの上/中/下を3分割した3つの画面のほか、付属リモコンにない各入力のダイレクト切り替えやテレビ視聴中によく使うボタンだけを集めた「便利機能」画面が加わった4つの画面で構成されている。
各画面の切り替えはスライド操作でスムーズに切り替えられ、操作感は良好だ。
録画テレビならではの特徴と言えるのが、録画済みの番組リストをiPadの画面に表示できること。大きなポイントとなるのは、このときテレビ画面には番組リストは表示されず、視聴中の放送が継続されることだ。
筆者はBDレコをチューナー替わりに使っているので、テレビを視聴しながら録画済みの番組を確認する機会が多いが、そのたびに視聴が中断されるのが少々気になっていた。なるべくCM中などに済ませてしまおうと思うのだが、確認が終わって放送画面に戻るとすでに本編が始まっていた、ということも少なくない。
Wooo Remote LITEを使えばそのような心配はなく、いつでも気軽に番組リストの確認ができる。その上、一般的なBDレコ用スマホアプリのように、録画した番組が日付順に一覧表示されてしまうのではなく、テレビ画面と同様に「ワケ録」対応なので、ジャンル別やタイトル別に自動分類された状態で表示されるので極めてわかりやすい。
スマホ連携機能の搭載はどちらかと言えば後発なだけあり、使い勝手の点までよく練り込まれているのには感心した。録画機能がついた薄型テレビや、BDレコ用のスマホアプリはかくあるべきと言える完成度だ。
そして、年内に有料で提供される「Wooo Remote for iPad」では、番組表の表示まで視聴を中断せずに行なえる機能が追加される。アプリの価格などはまだ未定だが、それほど高価にはならないだろうし、iPadユーザーならぜひ欲しいアプリだろう。
当然のことながら、この画面から録画予約も行なえるし、無線LAN接続なのでテレビの前でなくても家の中の好きな場所から録画予約が可能だ。
現在のところは非対応だが、外出先からインターネットを介したリモート予約についても対応を検討中ということなので期待したい。
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