先日もお伝えしたように、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでは13日まで、「過去最大規模」とうたうiPodの店頭デモを開催していた。発売直後のiPodシリーズはどういった動きを見せたのか? 12日の土曜日に同店を取材した。
「nano」に5000円足せば「touch」が買える
店頭デモは、JR秋葉原駅からヨドバシカメラ マルチメディアAkibaに向かう途中にある第2エントランスで実施した。
12日は昼過ぎまで雨が降っていたが、それでも新型iPodということだけあって、多くの人が足を止めてデモ機に触れていた。発売初日には、特に告知はしていなかったにもかかわらず、iPodを求めるお客さんが40、50人ほど並んでいたという。
では新型iPodは、どんなところがお客さんの心に響いているのか。携帯オーディオコーナーの店員の方に話を聞いてみると、何より価格が下がったのが一番のポイントという。
iPod nanoでは、ビデオカメラやFMラジオが付いたにもかかわらず、8GBモデルでは1万7800円から1万4800円、16GBモデルでは2万3800円から1万7800円に引き下げられている。このせいか店頭では、例えば、お小遣いを握りしめて高校生が来るといったように、若い世代のお客からiPod nanoについて問い合わせられることが増えているようだ。
iPod touchでは、一番下の8GBモデルが2万7800円から1万9800円に下がった。iPod nanoの8GBに5000円足せば、iPod touchが手に入るという時代になったのだ。もちろん、従来モデルに比べて最大で50%速度が向上したという32/64GBモデルも注目を集めている。同店では、早速、64GBモデルに予約が入っているようだ。
ちなみにこの店頭デモは、同じヨドバシカメラ マルチメディアAkibaにて、20〜27日にも開催する予定だ。この連休、新iPodをじっくりと触って選んでみたいという人は、ぜひ訪れてみてはいかがだろう。