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パイオニア、ウィジェット対応の「AVIC-T20」など、カーナビを強化

2009年05月07日 22時14分更新

文● ASCII.jp編集部

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 パイオニアは7日、「カロッツェリア」ブランドのHDDナビ「サイバーナビ」とポータブルナビ「エアーナビ」の新製品を発表した。

AVIC-T20



ウィジェット対応のポータブルナビ「AVIC-T20」

 「AVIC-T20」は、昨年5月に発表された「AVIC-T10」に続く新モデル。業界初をうたう「ウィジェット」の搭載によって、地図や位置情報と組み合わせたさまざまな情報に簡便にアクセスできる点が特徴。

 提供されるウィジェットは7種類。例えば、周辺にあるガソリンスタンドの価格を安い順に表示する「ガススタ価格情報(最安値)」、現在地の天気と降水情報を表示する「天気予報」、過去にユーザーが登録したスポットを距離順に表示する「周辺登録スポット」などがある。

 またレスポンスの向上を図り、画面をより見やすくするため、GUIデザインも変更した。

 ワンセグテレビ機能や音楽再生機能を搭載。HSDPA/W-CDMAの通信機能を利用した「スマートループ渋滞情報」の参照などができる点も従来機種と同様。液晶ディスプレーは5.8型(800×480ドット)。SDメモリーカードスロットを装備し、保存した、MP3/WMA/AACの音楽データ、JPEG/BMPの静止画データの再生/表示が可能だ。

 本体サイズは、幅179.5×奥行き32.5×高さ98.8mmで、重量は約500g。価格はオープンプライスで、店頭での販売価格は5~6万円程度になる見込み。

 また、従来モデル「AVIC-T10」を新モデル相当にバージョンアップするサービスも8月に計画している。USBケーブルを購入してパソコンからアップデートする方法(CNVU-A200DL、1万5750円)と、アップデートファイルを収録したSDメモリーカードを購入する方法(CNVU-A200、1万8900円)の2種類がある。



ロスレスリッピング可能なサイバーナビ

 「AVIC-VH9900」(37万8000円)、「AVIC-ZH9900」(35万7000円)、「AVIC-H9900」(18万9000円)はそれぞれ、昨年5月発表のAVIC-VH9000/AVIC-ZH9000/AVIC-H9000の後継製品。

AVIC-VH9900

 VH9900は、1DINメインユニット+1DINタイプのセパレート型、ZH9900は2DINタイプの一体型、H9900は、VH9900からAV関連の機能を省略したモデルという位置付け。

 ナビ機能では、ユーザー同士で情報を共有する「スマートループ渋滞情報」の対象道路を従来の総延長距離約33万kmから、約70万kmに拡大した。道路が新規開通した際に通知を出し、地図に反映できる「リアルタイム道路データバージョンアップ」を搭載。キーワード検索時に入力文字の一致順でソートする機能や、携帯電話と同様のテンキー入力を加えるなどして検索性を向上させた。

 また、2009年夏以降に発売される「フォトリモ@ナビ」対応携帯電話との連携し、携帯電話に保存した地点情報をナビに転送してルート探索できる点も特徴である。

 上位2機種に関しては、7型/800×480ドットの液晶ディスプレーを装備。従来機種に対して視野角を改善した。HDDナビのほかに、タイムシフト再生対応の地上デジタルチューナ(フルセグ/ワンセグ)やDVDドライブを搭載する。ナビ単体で音楽CDをリッピングする際のコーデックに、ロスレス圧縮のATRAC Advanced Losslessを採用するなど、高音質化も図った。

 HDD容量は80GBで、パソコンから動画ファイル(DivX)や音楽ファイル(MP3/WMA/AAC)を転送する機能も引き続き搭載する。

 オプションとして、iPod/iPhone対応ケーブル「CD-I021」(4725円)や、携帯電話などのBluetoothオーディオプロファイルに対応するユニット「ND-BT10」(1万5750円)を5月下旬に発売する。また、 エアーナビ同様、旧機種を有償でバージョンアップするサービスも6月から順次提供する(価格は1万6800円から)。

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