「因果応報」という言葉があるが、その意味は簡単に言うと「過去の行ないが善悪に応じて報いがくだる」ということ。「因果応報」は仏教用語だが、この言葉をそのままゲームのコンセプトとして採用したのではないかと勘ぐりたくなるタイトルがXbox 360で登場する。それが、この年末、最も注目すべきタイトルでもあるアクションRPG「FableII」だ!
この物語はあなた自身の
心の世界の物語!
「Fable II」と言うからには、当然ながら初代Fableがある。前作「Fable」は、2005年3月に初代Xboxで発売されたアクションRPG。後に発売されたPC版と合わせると、世界での累計販売本数が300万本を突破する人気作でもあるのだ。
徳やモラルの高い行ないをすれば自分に対する世間の評価が高まり、低い行ないではまたその逆と、プレイヤーの行動自体が冒険する世界の形までも大きく変えていくことになる。まさに、「因果応報」の言葉がもつ世界観そのものなのである。
プレイヤーは英雄、そして心はあなた!
プレイヤーは、アルビオンの英雄としての血筋を引いており、ある男の計画の阻止と幼き頃の私恨をはらすため、冒険へと旅立つこととなる。ここで、おもしろいのが、英雄でありながら、徳やモラルなどの人間性はプレイヤーにゆだねられているという点だ。人道をまっすぐに進み、世界を平和へと導くような英雄となるか、欲望にまみれ血筋を汚すような英雄となるのかも、プレイヤーの心持ち次第なのである。
そして、「FableII」には決まった物語展開などは存在しない。もちろん、導かれし運命ともとれるような大きな枠組みのストーリーこそ存在しているが、「Aからどこに向かっても良い、しかしどこにたどり着くかはあなた次第」という、筋道が決まっていないストーリー展開なのだ。この、ストーリーの枝葉を決めるのはあなた自身の行動のあり方、言い換えれば、「あなた自身の心のあり方」といえるのだ。
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