Macworld 2008 リポート Vol. 4
1-Clickで「ダイ・ハード」を入手! 使って分かった「iTunes Movie Rentals」
2008年01月18日 18時40分更新
文● 津田大介(ジャーナリスト)
MacBook Airの話題で持ちきりのMacworld Expoだが、個人的には、インターネット経由で映画やテレビ番組をレンタルでき「iTunes Movie Rentals」が気になっているというのは、基調講演のレポートで書いた通りだ(関連記事)。
iTunes Movie Rentalsは既に米国ではサービスインしている。ならば米国に滞在しているうちにこのサービスを試してみようと思い立ち、Apple Storeでプリペイドカードを購入して、US版iTunes Storeのアカウントで早速試してみた。
【1】まずは最新版のiTunesをインストール
iTunes Storeにアクセスし、画面下の国変更メニューから「United States」に変更。すると、iTSのメニューの「Movies」に「NEW」というアイコンが付いていた
【2】「ダイ・ハード」の最新作を借りてみる
Moviesのページにアクセスすると、既にレンタルサービスが始まっていた。見た目的には今までのダウンロードとまったく変わらない。「TOP RENTALS」の1位は「ダイ・ハード」の最新作。せっかくなのでこれをレンタルしてみよう
【3】予告編の視聴も可能
クリックするとその映画の詳細ページにジャンプする。レンタルをするには「RENT MOVIE」ボタンをクリックすればOK。内容を確認したい場合は右にある「VIEW TRAILER」をクリックすることで予告編を見ることができる
【4】初回は利用許諾画面が現われる
レンタル機能を利用する際、最初に利用許諾確認画面が現れる。「I have read~」にチェックを入れ、「CONTINUE」をクリックすれば、以降はこの確認画面は出なくなる
【5】2回目以降はワンクリックでレンタル可能
利用許諾確認を行なったあと、詳細ページに戻るので「RENT MOVIE」をもう一度クリックすると、レンタルの確認ダイアログが現れる。「RENT」をクリックすれば、レンタルが承認され、映像のダウンロードがスタートする。「Don't ask me about renting Movies again.」にチェックを入れると、以降は「RENT MOVIE」をクリックした際にこのダイアログが表示されなくなり、1クリックで即座にレンタルすることができるようになる
【6】1.5GBのファイルをダウンロード
映像のダウンロードが開始すると、iTunesの左メニューに「ダウンロード」が表示され、進行状況が表示される。ダイハードの場合、1.5GBのファイルをダウンロードする必要があった
【7】ダウンロード途中でも再生可能。画質は十分
1.5GBと容量は大きいが、ストリーミング再生にも対応しているのである程度ダウンロードが完了した状態でファイルをダブルクリックすれば再生することができる。PCで見る場合、HD映像ではないものの鑑賞するには十分な画質。フルスクリーンでも再生してみたがまったく気になることはなかった
【8】初回再生時から24時間以内に見なければならない
「レンタルムービー」をクリックすると、レンタルしている映画の管理画面に移動する。iTunes Movie Rentalsの場合、ダウンロード完了から30日以内に再生をしないと見られなくなるようになっており、かつ初回再生時から24時間が経過すると見られなくなるというルール(DRM)を採用している。一度再生した動画は、24時間以内であればiPodに転送して見ることも可能。iPod touchに転送して見てみたがまったく問題なく、きれいに映画を楽しむことができた
【9】親切なアラートも
一度再生して「24時間以内」のカウントダウンがスタートした状態で映像の再生をストップさせて放置しておくと、定期的に「あと○時間でレンタル期間が終了します」というダイアログが表示される。期限切れで再生不能にならないための配慮だが、このあたりの親切さもさすがアップルといったところだ