高音質サウンドにタッチペンも! 最上級Androidタブ「HUAWEI MediaPad M5 Pro」
文●加藤肇、ASCII編集部 編集● ASCII編集部
2018年05月11日 15時30分
SIMフリースマホを中心に、タブレットやWindows PCなど、注目のファーウェイ製品をレビューしている「ファーウェイ通信」。今回はAndroidタブレットの最新モデルを紹介。
高音質サウンドなどエンタメ性能に加え、タッチペンにも対応した約10.8型の「HUAWEI MediaPad M5 Pro」、SIMフリーモデルも用意される約8.4型の「HUAWEI MediaPad M5」の2機種を詳しく見ていく。プレミアムモデルならではの本機の魅力をぜひチェックしてほしい。
ファーウェイ製Androidタブの最新プレミアムモデル
性能は当然さらにパワーアップ
豊富なラインアップが用意されているファーウェイのAndroidタブレット「MediaPad」シリーズの中でも、「Mシリーズ」は音楽や映像などのエンターテインメントを存分に楽しめる、性能の高さがコンセプトになっている。
今回、そのMシリーズに「HUAWEI MediaPad M5 Pro」と「HUAWEI MediaPad M5」が仲間入りした。画面サイズが約10.8型と約8.4型と異なるものの、いずれも文句なしの性能を持つプレミアムモデルだ。
まずは、HUAWEI MediaPad M5 Proから見ていこう。CPUにはオクタコアの「HUAWEI Kirin 960」(4×2.4GHz+4×1.8GHz)、メモリーは4GB、ストレージは64GBを搭載。OSはAndroid 8.0、独自UIはEMUI 8.0といずれも新しい。同社のハイエンドSIMフリースマホと同様に、非常にスムーズでストレスのない操作性を体感できる。
ディスプレーは約10.8型のIPS液晶で、これはファーウェイのAndroidタブレットとしては最大の画面サイズとなる。解像度は2K(2560×1600ドット)と高精細。2.5D曲面加工を施したガラスが採用されており、見た目に美しいだけでなく、手に持ったときのエッジ部分の滑らかな感触も1つのアピールポイントとなっている。
バッテリーが約7500mAhと大容量なことも大きな特長だ。これにより、大画面タブレットでありながら、最大12時間の動画(本体保存)再生が可能とのこと。長時間の映画やドラマシリーズの一気見も余裕だろう。ただ、大容量バッテリーだと通常は長い充電時間が必要なように思えるが、本機は9V/2Aの急速充電に対応しており、バッテリー残量ゼロの状態から約2.9時間(※1)でフル充電まで達する。
※1:ファーウェイラボでの試験データ
カメラについては、アウトカメラが1300万画素、インカメラは800万画素とスマホ並み。また、認識精度と速度に定評のある指紋認証センサーが本体前面に搭載されている。この指紋認証センサーは、スピーディーでストレスのないロック解除ができるだけでなく、Androidのシステムナビゲーションに用いることも可能だ。
Harman Kardonのチューニングによる高音質サウンド
大型スピーカーにより、1人でもみんなでも音楽や動画を楽しめる
個別に機能を見ていくうえで、最初に取り上げるべき部分となるとやはりエンタメ性能になるだろう。
Mシリーズと言えば、サウンドへのこだわりで知られる。HUAWEI MediaPad M5 Proでは、Harman Kardonによるサウンドチューニングに加えて、ハイレゾ音源の再生(※2)にも対応したことが注目ポイントとなる。さらに、ファーウェイ独自のサラウンド技術「Histen」も搭載。夜遅くのようにヘッドフォンを利用する場面でも、広がりのあるサウンドを楽しめる。
その本体スピーカーは端末背面の上部(横画面時)に2基、下部に2基の計4基のクアッドスピーカーを搭載しており、迫力のサウンドを実現している。実際に音を聴いてみると、低音だけでなく、高音の伸びの良さにも驚かされる。大音量でも音が歪むこともないのが印象的で、外付けスピーカーはもはや不要だと感じるほどだ。1人で音楽を楽しむ用途のほか、家族や友達で集まったときにBGMを再生するのにも適していそうだ。
※2:ハイレゾ再生には本製品に搭載のHuawei 音楽プレイヤー、本製品に付属のUSB Type-C to 3.5mm ヘッドホンジャックアダプタと、別売のハイレゾ対応ヘッドホンなどが必要です。
約10.8型ディスプレーは、画素密度280ppiと高精細で、鮮明かつ深みのある画面表示が実現されている。ファーウェイ独自の画像最適化技術「ClariVu」が採用されており、映像や写真など、表示中のコンテンツに合わせてダイナミックレンジやコントラストを自動的に調整してくれる。また、画面から出るブルーライトをカットしてくれる視力保護モードも用意されているため、画面サイズを生かしてマンガや雑誌などの電子書籍を楽しむのにも最適だ。
画像や動画といったコンテンツの共有には「HUAWEI Share 2.0」が便利だ。これはファーウェイ製のスマホやタブレット、Windows PCやMacなどと、ワイヤレスでファイルを交換するためのもの。画面に表示された他ユーザーのアイコンをタップすれば送信でき、手軽にファイルを共有できる。スマホで撮影した写真を大画面のタブレットでみんなで見るときなどに使いたい。
4096段階の筆圧感知に対応したタッチペンが標準で付属!
「ついに対応した!」と感じるほど魅力的な機能が、タッチペン「HUAWEI M-Pen」のサポートだ。しかも本機には標準で付属している。HUAWEI M-Penは4096段階の筆圧感知に対応。繊細な手書きの感覚が味わえるため、文字を書き込むだけでなく、イラストを描く用途にも向いているのが特長だ。
残念ながら筆者には絵心が不足しているので、イラストを描く機会は正直あまりないのだが、タブレット+タッチペンはそういう人にとっても、非常に有益なものだ。たとえば、仕事で用いるPDFファイルやOfficeファイルに手書きで赤入れをしたり、新しいアイデアのメモを作成したりと、ビジネスの場面でも役に立つ。ASCII編集部での電子雑誌の制作過程でも、そうしたスタイルでデータをやり取りする場面がすでに増えている。
今回はPDFファイルへの書き込みを試してみたのだが、これが想像していた以上に快適だった。文字を走り書きしても遅れる感じは感じがなく、ストレスなく作業できる。昔から雑誌やウェブの仕事をしている筆者にとっては、校正作業はまだまだ紙と赤ペンがしっくりくるのだが、HUAWEI MediaPad M5 ProとHUAWEI M-Penの組み合わせならば乗り換えられそうに感じた。
HUAWEI M-Penには、USB Type-Cの端子が用意されており、これを利用して充電する。標準的な使用頻度であれば、1回の充電で約50日間(※3)はバッテリーが持つとのことなので、充電への意識をあまり持つ必要はない。ペンのクリップ部分は端子部分のカバーにもなっており、回転させると端子が現れる仕組み。つまり、キャップなどを無くす心配がないのもうれしい。ペンの中ほどの指が当たる部分にはスクリーンショットに対応したボタンも用意されているので、資料やウェブを見ていて、手書きで書き込みたくなった場面で押すといいだろう。
※3:ファーウェイラボでの試験データ
曲面を多用したプレミアム感があるデザイン
スタンド代わりにもなる専用カバーも付属する
最後に、HUAWEI MediaPad M5 Proのデザインも見ていこう。
全体の印象としては、プレミアムモデルらしい洗練された仕上がり。エッジ部分に曲面を多用したメタルボディーは高級感があり、手で持ったときの感触も良好だ。約10.8型という大画面だが、狭額縁仕様のため、本体はコンパクト。約7.3mmという薄さもあって、見た目よりもずっと軽く感じる。
本体カラーはシャンペンゴールドで、持ち運び時にキズなどから守るスマートカバーが標準で付属する。このスマートカバーはスタンドの役割も果たしてくれ、動画を見たり、別途Bluetoothキーボードを接続して作業する際に役立つ。
★
HUAWEI MediaPad M5 ProはWi-Fiモデルのみが用意され、ファーウェイ・オンラインストアのほか、家電量販店やECサイトなどで5月18日(金)発売予定。
市場想定価格は前述のように専用のペンとカバーを付属して、税抜5万4800円。文句なしの性能でありながら、コストパフォーマンスにも優れている。音質の高さやペン入力に魅力を感じた人はもちろん、大画面で高性能なタブレットをお手頃に欲しいという人にもオススメしたい1台だ。
ファーウェイ「HUAWEI MediaPad M5 Pro」の主なスペック | |
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ディスプレー | 約10.8型IPS液晶 |
画面解像度 | 2560×1600ドット |
サイズ | 約258.7×171.8×7.3mm |
重量 | 約500g |
CPU | HUAWEI Kirin 960 4×2.4GHz+4×1.8GHz(オクタコア) |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大256GB) |
OS | Android 8.0(EMUI 8.0) |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:1300万画素/イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 約7500mAh(急速充電、9V/2A対応) |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | シャンペンゴールド |
市場想定価格(税抜) | 5万4800円 |
LTE版も用意される約8.4型モデル
「HUAWEI MediaPad M5」も同時発売!
ここからは、約8.4型のHUAWEI MediaPad M5について、前モデルの「HUAWEI MediaPad M3」やHUAWEI MediaPad M5 Proとも比較しながら、チェックしていこう。
まずHUAWEI MediaPad M3との比較においては、端末の操作感を左右する基本性能が向上している。CPUはオクタコアの「HUAWEI Kirin 960」にパワーアップ。またOS&独自UIもAndroid 8.0&EMUI 8.0に進化し、実際に操作したときにすべての面でストレスを感じなくなっている。
本体下部のUSB端子もType-Cに変更された。バッテリー容量は約5100mAhでHUAWEI MediaPad M3と変わらないが、9V/2Aの急速充電に対応しているため、フル充電までにかかる時間は短縮されている。また、アウトカメラが1300万画素センサー搭載になったのも、HUAWEI MediaPad M3からの進化点だ。
サウンド面ではハイレゾ音源の再生に対応。Harman KardonによるサウンドチューニングとデュアルスピーカーはHUAWEI MediaPad M3と同じで、ボリュームを大きくしても十分に余裕があるサウンドを体感できる。ファーウェイ独自のサラウンド技術であるHistenも搭載されている。
サウンド以外のエンタメ性能が高いのもHUAWEI MediaPad M5 Proと同じ。約8.4型でありながら、2560×1600ドットという高解像度なので、画素密度359ppiと超高精細。画面占有率が82%と超狭額縁仕様となっている。
また、Wi-Fi版のみのHUAWEI MediaPad M5 Proに対し、HUAWEI MediaPad M5はLTE版もラインアップ。対応バンドも幅広く、MVNOの格安SIMを始めとした、各種SIMとの相性もバッチリだ。指紋認証センサーも搭載されており、外出先でのセキュリティーを確保しつつ、いつでもすぐに操作可能となる。
デザイン面もプレミアムモデルにふさわしい高級感あふれる仕上がりだ。本体の厚みが約7.3mm、重量は約320gと薄型軽量。横幅は約124.8mmで通勤時などに片手で持って、ウェブやニュース、電子書籍などを楽しめるだろう。
本体カラーは落ち着いた印象のスペースグレー。スマートカバーも標準で付属する。
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HUAWEI MediaPad M5は、ファーウェイ・オンラインストアのほか、家電量販店やECサイトなどで5月18日(金)発売予定。市場想定価格はLTE版が税抜4万5800円、Wi-Fi版は税抜3万7800円。
ファーウェイ「HUAWEI MediaPad M5」の主なスペック | |
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ディスプレー | 約8.4型IPS液晶 |
画面解像度 | 2560×1600ドット |
サイズ | 約124.8×212.6×7.3mm |
重量 | 約320g |
CPU | HUAWEI Kirin 960 4×2.4GHz+4×1.8GHz(オクタコア) |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大256GB) |
OS | Android 8.0(EMUI 8.0) |
対応ネットワーク (LTE版のみ) |
LTE:バンド1/3/4/5/7/8/12/17 /18/19/20/26/34/38/39/40/41 W-CDMA:バンド1/2/5/6/8/19 |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:1300万画素/イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 約5100mAh(急速充電、9V/2A対応) |
SIM形状 | nanoSIM |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | スペースグレー |
市場想定価格(税抜) | 4万5800円(LTE版) 3万7800円(Wi-Fi版) |
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提供:ファーウェイ
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