キミに伝えたい! iPhone 6/6s→iPhone 8で得られる7つのメリット
文●スピーディー末岡/ASCII編集部
2017年09月15日 10時00分
先日のアップル発表会で大々的にデビューした「iPhone X」。全面ディスプレーをはじめ、顔認証やホームボタンレスなどこれまでのiPhoneとは一線を画すモデルで、注目を一手に集めた。
そんなiPhone Xに隠れてしまった感があるが、同時に発表されたiPhone 8もかなりの実力者。iPhone 7ユーザーはともかく、2~3年前に買ったiPhone 6やiPhone 6sを使っていて、その使い勝手に慣れているなら、大幅な進化を体感できるiPhone 8/iPhone 8 Plusはかなりのオススメと言える。
2年契約の場合、iPhone 6やiPhone 6sのユーザーはそろそろ機種変やMNPの時期にさしかかっていると思われるので、今回はiPhone 8に乗り換えるとどれだけいいことがあるのか、具体的に紹介していく。
【iPhone 8にするといいこと その1】
見た目が高級感あふれるガラス素材に!
ここしばらくアルミパネルを使っていた背面だが、iPhone 8からはガラス素材になったことで高級感がアップ。指紋や破損が怖いが、美しさは段違い。美しいモノは大事に使いたくなるから、意識的に落としたりしないよう、丁寧に扱うことになるだろう(もしくはケースを付けるか)。
カラバリはシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色で、ローズゴールドとブラック、ジェットブラックがなくなってしまったが、スタンダードなカラーを残したことで、男女問わずどの色でも選びやすくなったといえる。
【iPhone 8にするといいこと その2】
カメラが飛躍的に性能向上 特に8 Plusのデュアルカメラ!
進化が著しいのはカメラ。iPhone 6では800万画素、iPhone 6sでは1200万画素だったのが、iPhone 8 Plusでは1200万画素のデュアルレンズに。広角と望遠の組み合わせで高画質での2倍ズームが可能。またiPhone 8 Plusにはポートレートモードが搭載されている。これは被写界深度エフェクトを活用して、一眼レフカメラのような背景をボカした写真が撮れるというもの。また顔検出と合わせて照明効果を入れてくれるポートレートライティングモードもiPhone 8 Plusだけ。
カメラ機能を重視するなら間違いなくiPhone 8 Plusがオススメだが、iPhone 8も光学式手ぶれ補正を搭載しており、十分な性能を持っている(iPhone 6/6sで光学式手ぶれ補正対応はiPhone 6s Plusのみ)。
【iPhone 8にするといいこと その3】
iPhone Xと同等のCPUでキビキビ具合が違う!
スマホの頭脳を司るCPU。iPhone 6ではA8、iPhone 6sではA9を搭載していたが、iPhone 8ではA11を搭載しており、これはiPhone Xと同じもの。A11のベンチマークを測れていないので、数値の比較はできないが、iPhone 7と比べても大幅な性能アップをアピールしていたのでiPhone 6/iPhone 6sからはさらに大きな差があるはずだ。
CPU性能が高くなることで、これまで動作が重かったアプリが軽快になったり、写真や動画の表示が速くなったり、操作がサクサクになったりとメリットしかない。iPhone 6/iPhone 6sも発売から2~3年経ち、高負荷なアプリも増えているので、これだけでiPhone 8/iPhone 8 Plusに買い替える理由になる。
【iPhone 8にするといいこと その4】
iPhone 8には防水・防塵がある!
iPhone 6/iPhone 6sは防水対応ではなく、雨でちょっと濡れてもすぐに壊れることはないにしても、Lightning端子やイヤホンジャックには防水処理がされていないため、心配がつきまとった。
その点、iPhone 8はiPhone 7に引き続き、防水・防塵を謳っている。等級もIP67でiPhone 7と同じ。アウトドアが趣味、水場の作業が多い、突然の雨が心配という人はiPhone 8を魅力的に感じるはずだ。
【iPhone 8にするといいこと その5】
コンビニや自動改札でサクッとタッチで決済!
iPhone 6s以前のモデルには、キャリアのAndroidスマホでは一般的なFeliCa(おサイフケータイ)チップが搭載されていなかったので、コンビニでiPhoneをかざしての決済ができなかったのだが、iPhone 7からは待望のFeliCa対応になった。これはiPhone 8でも同様で、コンビニや自動改札などでApple Payを便利に使える。
Apple Pay自体はiPhone 6/iPhone 6sでもアプリやウェブ経由で利用できたが、ピッとかざしてサクッと決済するのとでは利便性が圧倒的に違う。iPhoneで電車に乗ったり、買い物もすばやく支払いをしたいならiPhone 8にしない理由はない。
【iPhone 8にするといいこと その6】
ケーブルから開放! ワイヤレス充電ができる
iPhone 8ではQi準拠のワイヤレス充電に対応したので、ついにiPhoneはケーブルレスに! 充電台に載せるだけでチャージできるようになり、Lightningケーブルをイチイチ刺さないといけない手間から開放されたのだ。
そもそもiPhone 6やiPhone 6sの場合、そろそろバッテリーがくたびれてきてる頃なので、そういう意味でもiPhone 8に買い替えるメリットはあるだろう。新しいバッテリーで新しい充電器を使おう。
【iPhone 8にするといいこと その7】
iPhone 8にすれば通信速度もアップ!
iPhone 8の発表にともなって、対応バンドが公開されたが、そのなかにバンド42(3.5GHz帯)があった。これはドコモが他キャリアに先んじて整備していた周波数で、すでに都市部ではエリアが拡大しつつある。また、auは「4CC CA」として4つの周波数を束ねて高速化する技術をiPhone 8の発売日(9月22日)に開始、ソフトバンクもMassive MIMOという5G技術のひとつを同様に提供を開始する。
対応エリアなどがまだ限定されるものの、スピードを求める人なら買い替えのキッカケになるかも。
最後に残念な部分も……重い! 重いのだ!
そしてやっぱりイヤホンジャックが欲しいです……
すべてにおいて過去モデルを凌駕していると言えるiPhone 8だが、弱点の1つが重量。iPhone 8は148g、iPhone 8 Plusは202gと、後者はついに200gの壁を突破してしまった。ちなみにiPhone 6が129g、iPhone 6 Plusが172g、iPhone 6sが143g、iPhone 6s Plusが192gだったことを考えると残念なところ。とはいえ、iPhone 6/iPhone 6 Plusにはない3D Touchに加え、デュアルレンズやワイヤレス充電などの機能を載せた結果なので致し方ない。性能・機能と重量はアンビバレンツなのだ。
それともう1つが、イヤホンジャックの廃止。ケーブルからの開放はいいことだが、個人的にはやっぱり音楽はワイヤードで聞きたい。iPhone 7でイヤホンジャックが無くなり、iPhone 8では戻ってくることを少しだけ期待したが、変化はなし。ケーブルを挿すのにLightning端子のアダプターを使うのはちょっと違うような。1年後にはイヤホンジャックが復活することを祈っています!
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