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アップル、宿敵グーグルと協力 Bluetoothトラッカー悪用対策で

2024年05月14日 13時45分更新

文● @sumire_kon

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アップルとグーグルのロゴ

 アップルは5月13日、グーグルと共同でBluetooth追跡デバイス向けの業界規格「Detecting Unwanted Location Trackers(不要な位置情報トラッカーの検出)」を作成し、導入することを発表した。

OSの垣根を越えて位置情報トラッカーの悪用に対処

 アップルの「AirTag」をはじめとする位置情報トラッカーは、荷物に付けておくことで忘れ物を防いだり、紛失時に荷物の位置を探せる便利な道具である一方、ストーカーや車の盗難といった犯罪に使われることもある。

 今回発表された「不要な位置情報トラッカーの検出」は、こうした悪用に対処するための機能。他人の位置情報トラッカーが長時間自分と一緒に移動している場合に、スマートフォンがそれを検出し、通知してくれるというものだ。

 iPhoneに関しては通知を受け取った後、トラッカーの識別子の表示したり、トラッカーを無効化する手順にアクセスすることが可能。さらにアラーム機能付きのトラッカーなら、音を再生して位置を特定することもできる。

 トラッカー側の対応製品はアップルのAirTagのほか、Chipolo、eufy、Jio、Motorola、Pebblebee製のBluetooth位置情報トラッカーも今後対応予定。スマートフォン側はiOS 17.5以降またはAndroid 6.0以降のデバイスが対応する。

 アップルとグーグルは2023年5月、位置情報トラッカーの悪用防止に関する業界規格を共同提案。フィードバックを受けた上で、将来のiOSとAndroid OSに実装すると表明していた。

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