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山根博士の海外モバイル通信 第639回

Nothing Phone (1)も購入できる、ロンドンにあるNothing Storeを訪問した

2023年03月20日 10時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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世界唯一のNothing Storeへ行ってきた

 MWC Barelona 2023で次期フラッグシップスマートフォン「Nothing Phone (2)」を発表したイギリスのメーカー「Nothing」。2022年12月10日にNothing Storeをロンドンにオープンしており、MWC Barcelona 2023取材の帰りに立ち寄ってみました。このストアはNothingの製品の実体験のほか、アイデアやイマジネーションを自由に飛び交わせるスペースでもあり、Nothingコミュニティーのメンバーが集う場所を目指しているそうです。

ロンドンのソーホー地区にあるNothing Store

 店内はそれほど広くはありません。ですが中央にあるNothing製品のショーケースのほかは壁に関連製品やグッズが展示されている程度で、ゆとりのあるスペースが用意されています。実機の展示は自由に触れるというよりもオブジェクトや美術品のような展示スタイルで、実際に実機を試したいときはスタッフに声をかけると透明なキャビネットから出してくれるようです。このキャビネットはキャスター付きの可動式なので店内で自由な場所へ動かせそうです。

狭いながらも空間に余裕のある店内

 Nothingのハードウェアは現時点でスマートフォン1機種とワイヤレスイヤホン2製品のみであり、店内中央のショーケースの中にゆとりある姿で展示されていました。

製品展示はショーケースの中に1つずつ。Nothing Phone (1)ブラックモデル

Nothing Ear (1)

Nothing Ear (Stick)

 店内が明るいのはなんといっても大きなガラスで外と仕切られているからでしょう。3月上旬のロンドンの天気は曇りが続きますが、Nothing Storeの店内は外の天気を気にさせません。

店内から外を見る

 Nothingの公式ショップですから製品が購入できるのはもちろん、グッズ販売もあります。またスウェーデンの電子楽器などを手掛けるTeenager Enginerringの製品も一部販売されています。

ケースや衣類などのグッズも販売

Teenager Enginerringのスピーカー

 そのほか、壁面にはNothing Phone (1)が分解されて、パーツの状態でディスプレイもされています。背面の光るLEDライトなどがどのように組み込まれているかを見ることができます。

Nothing Phone (1)の分解パーツ

 これらグッズをディスプレーする反対側の壁面は、4000枚のフリップ式の「ドット」ウォールとなっています。ここに様々なグラフィックが白と黒の2色で定期的に表示されています。

ドットウォールが様々なパターンを描いていく

 せっかく訪問したのでNothingのロゴ入りバッグ(15ポンド、約2400円)を購入しました。まだまだ製品が少ないため、訪問しても見るものも少ないのですが、Nothing Phone (2)が出るころにはグッズも増やしてもらい、何度も訪問したくなるお店にしてほしいものです。

お土産にロゴ入りバッグを購入

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