猫は1匹でも面白いけど、2匹いるともっと面白い。
あっちに猫がいてこっちに猫がいて、互いに近づくと、大抵挨拶を交わす。
おでこをごっつんこしたり、下でぺろっと舐めたり。
猫の挨拶って面白いよな。かならずどこかで触れ合う。
だから、視界に猫が2匹いて、互いに存在がわかってると思ったら、即座にカメラを構えるべし。互いの距離がまだ離れていたら十分準備する時間はある。
ぐっと姿勢を低くして、時には這いつくばったりして構え、フォーカスに注意しながらじっとタイミングを待つのである。
そしてここぞというタイミングで撮るべし。
それが冒頭写真。
見た目と大きさ的に兄弟なんだろうなと思う。右に少し自転車のタイヤが見えている。
これ、地域猫の世話をしているボランティアさんの自転車。彼女の姿を見た途端、散らばってた猫たちがそそくさと集まってくるのだ。そのときのヒトコマ。
あ、互いに近づいてきた、と思ったので、シャッタースピードを1/500秒に上げてじっとタイミングを待ちごっつんこの瞬間をゲット。
兄弟間の挨拶ですな。
お次はすごく狭い猫しか歩けないような場所、よう壁とその上に立てられたブロック塀のちょっとした段差を猫が歩いてるのだが、その猫でもすれ違えない道を歩いてきたキジトラとそこへ行きたい猫。
ぶつかりそうなのでカメラを構えて待ってたのである。
そしたらやっぱりごっつんこ。
互いに頭をくっつけてテレパシーで会話してるのかと思うくらいのよいタイミングで、このあとちゃんと譲り合って事なきを得たのでありました。
(次ページに続く、「猫の“挨拶舐め”は連写モードで狙え!」
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