分散型NoSQLデータベース技術を用いた大規模データベースサービスの開発も
IDCフロンティア、容量無制限「Yahoo!クラウド ストレージ」を販売
2012年09月07日 06時00分更新
9月7日、IDCフロンティアはヤフーと連携してクラウドストレージおよびデータベース分野のサービスを強化し、サービス展開すると発表した。
第1弾として、Yahoo!JAPANが提供する容量無制限のビジネス向けクラウドストレージサービス「Yahoo!クラウド ストレージ」の販売と契約をIDCフロンティアが行なう。Yahoo!クラウド ストレージは、パーソナルクラウドサービスの「Yahoo!ボックス」やオンライン動画配信サービスである「GyaO!」でも利用されるサービスで、大量の画像やドキュメント、動画データなど、あらゆる形式のファイル(オブジェクト形式のファイル)の保存に対応。バックアップデータの保存や、Webコンテンツの配信などに利用できるという。
そして第2弾としては、米Basho Technologies(バショー・テクノロジーズ)の分散型データベース・クラウドストレージ技術「Riak」を用いた共同サービスの開発を開始する。同社は、IDCフロンティアが第三者割り当てによる610万ドルの出資による戦略的資本提携を行なっている。今後、リレーショナルデータベースが不得意としている非定型データや大規模データを扱う「NoSQL」のデータストア技術を使った、分散型NoSQLデータベース技術を用いた大規模データベースサービスの提供を予定している。