車のすぐ横にネコがいて、日差しをきれいに浴びていて、カメラを向けたら大あくびをして、「やったっ!」と思って口を開ききった瞬間を狙って撮ったのが下の写真である。
残念。あくびするとき、顔をちょっと横に向けたおかげで、一番撮りたかったところが日陰に入っちゃったのである。
まあしょうがないですな。かくして、“光と影”は写真を助けたり、意地悪したりするのである。
その真逆の例がこちら。特に照明を当てたわけでもないのに、アスファルトに座り込んでいる猫だけが明るい。地面をよく見ると、ちょうど猫がいるところにだけ木漏れ日が差してたのだ。
天然で自然で偶然のスポットライトである。だから猫がきれいに浮かび上がってくれる。お天道様ありがとう。
背景がたまたま暗いときも有難い。歩いていたら、日向を三毛系の猫がのしのしと偉そうな顔で歩いていたのでとっさにしゃがんで撮ったのである。
日差しが猫の後ろから当たっていて、その奥は建物や木の影が落ちていてほどよく暗いため、猫がきれいに浮かび上がったのだ。おかげで「のしのし感」が出た。
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