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ソフトバンク、2009年度第3四半期も過去最高益を更新

孫さん、iPadについては笑顔で「ノーコメント」

2010年02月02日 21時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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Ustreamで中継

出資を発表したばかりのUstreamで決算説明会を中継したソフトバンク

 ソフトバンクは2009年度第3四半期の連結決算についての発表会を開催した。業績内容は2009年度4~12月累計の連結で、売上高は2兆453億円、営業利益は3663億円に達するなど、過去最高益を更新した。

 壇上に立った孫正義社長は、売上高、営業利益ともに減収減益の決算内容を公表したKDDI、NTTドコモを引き合いに出し、同社の好調ぶりに自信を見せた。その要因としては、純増契約数で2年連続No.1を達成するとともに、データARPUでも2009年度は270円の伸びと他社を圧倒したことを取り上げている。

前年比で3%の増収を果たした。KDDIやNTTとのドコモとの比較も

負債についても確実に削減を進めている

 また設備投資については2009年度は2008年度と同水準の2600億円に抑えられているが、この好調を受けて「3千数百億円の規模で考えている」とした。また最近自らTwitter上にアカウント(@masason)を持って、実際に発言を行なっており、「(Twitter上で)もっと電波が繋がるようにして欲しいという叱咤激励を受けた。それを真っ正面から受け止めて、最優先課題として自ら陣頭指揮をとって改善に努めている」と言及した。

好調の要因は順調な契約数とARPUの増加とする

 最後の質疑応答では、やはりiPadに関する質問も飛びだしたが、「素晴らしい製品だと心から思っている。ただしそれ以上はコメントするタイミング、立場ではない」と実質的にノーコメントという姿勢。一部で報道されているウィルコムへの出資についても「ノーコメント」を貫いた。

 なお、今回の発表会では、Ustream/Twitterでのリアルタイム中継も話題になった。前述のとおり自らTwitterを活用している孫社長も「今回の発表がうれしくて仕方ない。アメリカでもUstreamで(決算発表を)公式でライブ配信した例は聞いたことがない」と冒頭で発言。そのUstreamへも出資を行ない、今後30%超の株式を所有することを発表している。

Ustreamで中継2

Ustreamでの中継の様子は会場内のスクリーンでも表示されていた

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