PCベースのホームシアターをターゲットにしたオンキヨー製のお買い得な5.1chスピーカシステムがボーナス商戦にあわせて登場してきた。「WAVIO AV SYSTEM U7」と名付けられた製品は「ホームシアターに興味がある」という初心者予備軍な人たちにとって手の届きやすい、5万円台のコントロールボックス&アンプ内蔵サブウーファ&5chスピーカセットだ。
ウリは70(W)×235(D)×206(H)mmという小型サイズが魅力のUSB接続コントロールボックス。PCと直接USBケーブルで接続するだけでセットアップできるほか、2系統のアナログ入力端子(RCA)を持つため、USB接続せずにサウンドカードからの入力したり、あるいはPC以外の外部装置からも音声の入力も可能だ。アナログ出力端子としてはセンタ/サブウーファ/フロント/リア(RCA)を持つ。デジタル入出力端子が同軸/光の両方に対応しているのも魅力だ。フロント部にはマイク入力、ヘッドホン出力の各端子も装備。また、オンキヨー製MDプレーヤなどと接続できるR1端子も備えており、付属の専用リモコンからワンタッチでPCからMDへ音楽をダビングしたりといった作業も行えるようになっている。
コントロールボックス裏面には、小型サイズにしては十分すぎるほどのインターフェイスが並んでいる。これでアンプ内蔵だったら…と思うのは贅沢?!(アンプはサブウーファに内蔵)
![インターフェイス](/img/2001/12/14/122863/l/bdd51f49b560735b.jpg) | ![アンプ内蔵サブウーファ](/img/2001/12/14/122864/l/6d7414cc92752b18.jpg) |
デコード機能では、ドルビーデジタル、DTSは当然として、2chのソースを5.1chで再生できるドルビーデジタルプロロジックIIにも対応。音楽を聴きながらPCで作業する、なんて場合にも5.1chのスピーカが生む音場を楽しめるというわけだ。3Dゲームをはじめとする各種ゲーム用のサラウンドモードもプリセットされているため、ゲームにおいてもサラウンドシステムを堪能できる。
価格はBLESS 秋葉原本店で5万3800円、コムサテライト3号店で5万9800円。85(W)×112(D)×120(H)mmという小型スピーカはその小ささゆえに解像度面でやや非力な印象を受けるのは否めないが、定価7万2000円のシステムだけあって、4万円~5万円台の他社製品と比べるとその音質は一段上といったところ。DVD-Videoだけに止まらず、PCのサウンドを積極的に楽しんでみたい人なら損はしないだろう。コムサテライト3号店では2Fで実際に動作デモを行っているので、興味がある人は訪れてみるといい。
![デモ中](/img/2001/12/14/122866/l/483a545ac59fbe72.jpg) |
---|
コムサテライト3号店で行われているデモ。実際の性能は自身の耳で確かめてほしい |
【取材協力】