このページの本文へ

Biz Communicatorで広がるビジネススタイル

出張だって怖くない! リモートアクセスが実現するモバイルオフィス

2008年03月09日 23時45分更新

文● 文●アスキービジネス編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アスキービジネス編集長の木下修にとって、出張は日常茶飯事。全国のネットショップオーナーとの会合や講演活動などで全国を駆け巡る。出張先でも大活躍なのが、NTTコミュニケーションズのビジネスツール「Biz Communicator」。全国どこにいても会社のPCにアクセスし、日常業務をこなす彼の姿をレポートする。


PCを持ち歩かずに実現するモバイルオフィス


Bizcom1

アスキービジネス編集部の編集長 木下修。「Biz Communicator」のUSBキー1つで、会社の仕事をどこでもこなす

 ITに関連したビジネスやEC関連の雑誌、Webサイトを数多く制作するアスキービジネス編集部のリーダーとして、木下の業務のひとつには、関連する業界の人々とコンタクトを取って、現場の声を聞くのも大きな仕事のひとつ。ITやネットワークの発達によって、仕事をする場所や時間はかなり自由になったが、生きた現場の声を聞くには直接会って話をするのがもっとも効率がいい。全国津々浦々のキーマンと会うために、出張することは珍しいことではない。

 以前であれば、会社のノートPCを持ち出して、出張中のメールチェックや打ち合わせの際のメモ取りなどに役立てていた。しかし、ノートPCの置き忘れによる情報漏えいのリスクや重く大きいノートPCを持ち歩くことの負担などから、できれば出張にはノートPCを持たずにいきたいと考えるようになっていた。

 とはいえ、ITやネット業界の人々と会うときには、打ち合わせの場で、手元のPCにある資料を見せたり、実際のWebサイトを操作しながら打ち合わせるなど、ノートPCが必要なシーンは多い。出張時にノートPCを持っていかないというデメリットも大きく、なかなかその決断ができなかった。

 そんな状況を一変させてくれたのが、NTTコミュニケーションズのビジネスツール「Biz Communicator」のリモートアクセスだった。


出張中でも会社と同じ環境で仕事をこなせるリモートアクセス


 多忙な毎日を送る中、自宅や外出先からでも編集長業務をスムースにこなすために導入した「Biz Communicator」のリモートアクセス(関連記事)だが、外部から自由に会社のPCを操作できることが大きなメリットだ。専用のUSBキーだけあれば、あとはインターネットにつながったパソコンだけで、どこからでも会社のPCを遠隔操作できる。

 出張先で見つけた図書館やネットカフェなどのPCから会社のPCにアクセスすれば、メールをチェックして、不在の間に入った連絡も確認できる。また、出張先の打ち合わせの場でPCを使った説明が必要になったときは、打ち合わせ相手のPCを借り、会社のPCやサーバ上にある資料などを見せて、効率的に話を進めることが可能になったのだ。

Bizcom2

打ち合わせの席上で借りたノートPCを使い、自社のデスクトップPCにアクセスする。必要なデータなどをすぐに呼び出せて、打ち合わせも効率的

 ノートPCを持ち歩かなくても、どこからでも会社のPCへセキュアにアクセスできるという安心感は、出張業務における気分的な不安も身体的な負担も大いに軽減されるものだ。また、これまではノートPCを持ち歩いていても、普段会社で使っているPCとは環境が異なるため、外出先からできることに限りがあり、出張中に編集部で起きたトラブルなどは、最終的には電話などで直接確認し、口頭で支持を伝えて問題の解決を部下に任さざるを得ないことも多かった。しかし、このリモートアクセスなら会社のPCをそのまま操作できるため、問題となっている雑誌やWebサイトの記事を直接自分で確認して、トラブル解決に手を下せるようになったのだ。

 また、以前であれば会社のPCからでしか作業できなかった、部下からの各種申請の承認や勤怠管理の報告など、管理職としての仕事も外出先で時間を見つけてこなせるようになった。出張中に滞りがちだった事務作業も、外部からこなせるなど、会社のPCを遠隔操作できることは、想像以上にメリットが大きかった。

 さらに、このリモートアクセス機能は、オプションでWakeOnLan(WOL)機能に対応している。(外部からリモートアクセスすることを想定せずに)PCを起動しないで外出した場合でも、WOL機能を使えば、外部から会社のPCの電源をON/OFFできるから、普段どおりにリモートアクセスが可能になる。出張中のリモートアクセスに備えて、会社のPCをずっと起動しておく必要がないため、環境面でもやさしく、第三者にPCを操作されるような心配もない。

 ノートPCを持ち歩くという、身体的にもセキュリティ的にも負担が大きいことをしなくてすむようになり、編集長・木下修にとって、ビジネスツール「Biz Communicator」は、手放せないものとなったのである。

Bizcom1

出張中でも、図書館やネットカフェなど、インターネットにつながったパソコンさえあれば、会社のPCにアクセスし業務を遂行できる

 なお、この「Biz Communicator」は現在、初期費用無料・最大3ヶ月までの月額費用無料のキャンペーンを6月末まで行なっている。まずはこのリモートアクセス環境の便利さを体験してみてはどうだろうか?

【技術解説】気軽で安全に利用できる
「リモートデスクトップ型リモートアクセス」


 外部から企業のネットワークやPCへ接続するリモートアクセスにはいくつかの種類がある。一般的には、専用回線から企業内のネットワークにつなぐRAS(Remote Access Service)や、セキュリティを確保したインターネット回線から接続するIPsec-VPNやSSL-VPNなどが存在し、それぞれにメリット・デメリットがある。

 RASやIPsec-VPNは方式の違いこそあるが、基本的にはPCを企業内のネットワークに接続するもの。社内サーバなどのデータにアクセスはできるが、出先から本格的に仕事をする場合、持ち歩くPCに業務上必要なアプリケーションをインストールしておく必要があったり、データを持ち出すことによる紛失や盗難が心配だ。また、SSL-VPNの場合、一般的なインターネット回線から利用できるため、アクセスする環境には自由度があるものの、接続後に利用できるアプリケーションはあらかじめ用意したWebアプリケーションのみとなる。

 これらに比べ、「Biz Communicator」が採用する画面転送を使ったリモートデスクトップ方式は、接続後、実際は会社のPCを動かしており、社内外で実際のデータファイルのやり取りをする必要がないため、情報漏えいの心配が少ない。また、一般的なインターネット回線からアクセスできるため、通常のID/パスワードによる認証だけでなく、USBキーを使ったハードウェア認証も行うため、シンクライアントのように高いセキュリティが確保されているのだ。


           リモートデスクトップ型 RAS IPsec-VPN SSL-VPN
インターネット回線
からの利用
可能 不可能 可能 可能
出先へのPC持ち歩き 不要 必須 必須 不要
ファイル転送 不要 必須 必須 不要
専用ゲートウェイ装置 不要 拠点毎に必要 拠点毎に必要 拠点毎に必要
専用サーバ設置 不要 不要 不要 必須
使用できる
アプリケーション
会社のPCにインストールされているものすべて 出先PCにインストールされているもののみ 出先PCにインストールされているもののみ 専用アプリケーションサーバ上のWebアプリのみ対応

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード