日本電気(株)は19日、位置情報と連携した通話サービス制御システム“ロケーションコール”を開発したと発表した。このシステムは携帯電話機が発信しようとした位置に応じて、システムへのアクセス制限や課金の有無の制御ができるというもの。
同社によれば、このシステムの特徴はユーザーの位置情報に連動したエリア限定の独自通話サービスを実現できる点だという。このシステムにより、例えば利用者が店内にいるうちは、携帯電話機を使えば店員を探すことなく、店員と直接通話できるなど、利用者の状況に応じた適切なサポートを無料で受けることができるとしている。
なお、この技術は今月20日から23日に、名城大学(名古屋市)で開催される“電子情報通信学会2007年総合大会”で発表する予定だという。