Qualcommは5月22日（現地時間）、ARM版Windowsを搭載した「AI PC」向けアプリ開発用PC「Snapdragon Dev Kit」を発表した。発売予定日は6月18日で、すでにオンラインで予約が始まっている。価格は899.99ドル（約14万円）。
特別にチューンしたチップを搭載
Snapdragon Dev Kitは、ミニPC型の筐体を採用した開発者向けのデバイス。SoCは特別に高速化した「Snapdragon X Elite Developer Edition」を搭載。x86向けWindowsアプリの移植作業の迅速化や、45TOPSを発揮するNPUを活かしたAIアプリの開発などに活用できる。
マルチディスプレー機能も搭載し、本機に複数のディスプレーを接続して運用することも可能。RAMや内蔵ストレージの容量、外部出力端子の種類と数といったスペックの詳細や、日本国内で無線機器の利用に必要な技術基準適合証明（技適）の取得状況については発表されていない。
5月22日現在、予約サイトは日本からのアクセスも可能だが、日本からの予約や購入は技適の状況がはっきりするまで待った方がよさそうだ。
