FileMakerと外部データソースを連携させる3つの方法|CData ODBC Drivers

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 本記事はCDataが提供する「CData Software Blog」に掲載された「FileMakerと外部データソースを連携させる3つの方法|CData ODBC Drivers」を再編集したものです。

 Claris社が開発・提供しているローコード開発プラットフォーム「FileMaker(ファイルメーカー)」。

 エンジニアでなくとも個々の業務にフィットするカスタムアプリを手軽、かつ短期間で作成できることからファンの多いツールです!

 そんなFileMakerでアプリを作成するとき、従業員情報や商品情報などのマスタデータ、売上や在庫などのトランザクション(履歴)データなどFileMakerの外側にある各種データ=外部データソースを利用したくなると思います。

 そこで、本記事ではFileMakerと外部データソースを連携させる3つの方法をご紹介します!

 3つの方法のいずれかとCData製品を組み合わせて利用すると、FileMakerと270種類以上の外部データソースとを連携できます。

 FileMakerの既存ユーザーはもちろん、FileMaker導入検討中の方もご一読いただければうれしいです!

方法1.ODBCインポート機能を用いる方法

 ODBCというプロトコル(お作法)でFileMakerに外部データソースのデータを取り込み、利用する方法です。

 具体的なご利用手順のイメージは、下記参考情報をご覧ください。
(参考)FileMakerのODBCで広がるSaaS連携 (Salesforceを例に)

 ODBCインポート機能の利用には、FileMakerをご利用のマシンに連携したい外部データソース用の「ODBC Driver」を別途インストールする必要があります。

 このODBC DriverがFileMakerと外部データソースの連携を仲介します。

 CDataでは、270種類を超えるODBC Driversを用意しています。

 つまり、CData ODBC Driversの利用で270種類を超える外部データソースのデータをFileMakerに取り込み、利用することが可能です!

 方法1の留意点は、外部データソースのデータに変更があった場合に、再度手動で全件取り込みなおしが必要な点です。

 インポートしたデータの更新を定期的に行いたい場合は、方法2のスクリプト機能がフィットするかもしれません。

方法2.スクリプト機能を用いる方法

 FileMakerには、さまざまな処理を自動化する手段としてスクリプト機能が用意されています。

 このスクリプト機能で、まず初回は外部データソースのデータを全件取り込み、2回目以降は外部データソース側で変更のあったデータのみを取り込む=差分更新、かつ差分更新をスケジュール実行することができます。

 具体的なご利用手順のイメージは、下記参考情報をご覧ください。
(参考)FileMakerアプリでSalesforceにデータ連携する方法

 こちらの場合も必要なのは、利用したい外部データソース用のCData ODBC Driversです。

方法3.ESS(External SQL Source)機能を用いる方法

 ESS機能は、FileMakerから外部データソースにライブ接続できる機能です。

 ESS機能で利用できるODBC Driverは、FileMaker側がサポートしているもののみになります。

 CData ODBC Driversは、ESS機能でサポートされていません。

 そのため、方法3はCData ODBC Driversに加えて、ESS機能でサポートされているODBC Driverも組み合わせ、利用します。

 具体的には、次の2つを組み合わせて利用します。

1.CData ODBC Driver
 ※含む、CData ODBC Driver のサーバーライセンスで利用可能なSQL Gateway機能

2.MySQL ODBC 8.0 Unicode Driver
 ※MacOSのマシンでFileMakerをご利用の場合はActualTechnology社のMySQL ODBC Driver

 まず、CData ODBC DriverのSQL Gateway機能で外部データソースをMySQLというデータベースに見せかけます(=仮想MySQL化します)。

 次に、FileMakerのESS機能でサポートされているODBC Driver(MySQL ODBC 8.0 Unicode Driver、あるいはActualTechnology社のMySQL ODBC Driver)を利用して、FileMakerから仮想MySQLへ接続します。

 すると、外部データソースのデータをFileMaker内に取り込むことはもちろん、ESS機能はライブ接続ですので外部データソース側でデータに変更があればFileMaker側のデータも変更されます。

 具体的なご利用手順のイメージは、下記参考情報をご覧ください。
(参考)Claris FileMakerのESS機能から CData ODBC Driver+SQL Gatewayで各種SaaS/NoSQLデータに接続

 ただし、方法3は外部データソースとFileMaker 間で2つのODBC Driverを経由するため方法1、2に比較してパフォーマンスに劣る点、留意が必要です。

まとめ

 以上、FileMakerと外部データソースを連携させる3つの方法でした。

 いずれの方法でも使用しているCData ODBC Driversは、30日間無償トライアルが可能です!

 FileMakerと連携させたい外部データソースがありましたら、ぜひトライアルいただければうれしいです。

おまけ

 なお、CData ODBC Driversページに記載の無い外部データソースについては、他の方法をご案内可能な場合がありますので、お問合せフォームよりお問合せいただければうれしいです!

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