OpenAIが楽天グループを選んだ理由は「データ資産」?
楽天グループは、「ChatGPT」を提供するOpenAIと提携関係にある。
OpenAIが楽天グループを選んだ理由として、かつて三木谷会長は「楽天グループが持つリッチなデータ資産が魅力的だったのではないか」と語っていた。
楽天グループでは、ショッピングだけでなく、トラベル、銀行、証券、クレジットカード、モバイルなど70以上のサービスが存在し、ユーザーが持つIDによってつながっている。
楽天グループは国内会員数が1億を超え、グローバルでは18億のメンバーシップを持っている。年間のポイント発行数は6600億で、累計ポイント数は4兆ポイントにもなる。三木谷会長は「世界的に見ても、楽天グループは希有なデータを持っている。世界ナンバーワンではないか」と胸を張る。
確かにアマゾンのほうがショッピングにおける流通量や金額は多いかも知れないが、銀行や証券、トラベルといったサービスは持っていない。買い物にとどまることなく、ユーザーの資産や決済、行動履歴なども把握できるという点は楽天グループならではなのかもしれない。
![](/img/blank.gif)
この連載の記事
-
第201回
スマホ
ソニー「Xperia 1 VI」はこだわりから“現実路線”に変わった -
第200回
トピックス
楽天モバイル 契約は絶好調だが、黒字化にはテコ入れが必要だ -
第199回
iPhone
アップル新型「iPad Pro」実物を見たら欲しくてたまらなくなった -
第198回
トピックス
ドコモ新社長は“経済圏”拡大より、ネットワーク品質とショップ網の再構築を最優先すべきだ -
第197回
トピックス
なぜソフトバンクやKDDIのネットワークは強いのか 「2.5GHz帯のTD-LTE」最強説 -
第196回
トピックス
F1の裏に“レノボ”あり 500TBのレースデータを高速処理 -
第195回
トピックス
格安スマホ、キャリアより「シンプルで安い」とふたたび注目 -
第194回
トピックス
中国スマホメーカー、日本への攻勢強める 格安折りたたみスマホで勝負 -
第193回
トピックス
ドコモが狙う“スマホの次“ iPhoneから「Vision」の時代へ -
第192回
トピックス
KDDI「povo」世界進出へ “黒子に徹する”新ビジネスとは -
第191回
トピックス
スマホ基地局を安くする ドコモとNECが世界展開する「オープンRAN」とは - この連載の一覧へ