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最先端 “エモ”ガジェット徹底レビュー 第23回

胃袋を幸福で満たそう

想像以上にウマい! 煙を気にせず焼肉できる「おうちいろり」【実機レビュー】

2023年12月28日 18時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●こーのス

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セットアップはイージー
でも土鍋は最初におかゆでの目止めを忘れずに

 部品点数が多いですし、調理器具なので安全のために説明書を読むことは必須ですが、準備はそれほど面倒ではありません。水受け皿、ごとく、ヒーターセット、遮熱板を組み立てるところまでは共通。その後、深皿とボールプレートはそのまま乗せて、焼き網と土鍋は焼き網/土鍋アタッチメントを取り付けてからセットします。詳しくは下のYouTube動画をご覧ください。なお焼き網を使用する場合には、水受け皿に約400mlの水を入れるのを忘れずに!

 そして土鍋を使用する際には、最初に「目止め」をする必要があります。おかゆを炊くことで、土鍋の細かい気孔が埋められて、水もれや、ヒビ、割れを防げるのです。目止めには米の研ぎ汁を使うこともありますが、本製品の「伊賀土鍋」は粗土を使用しているので、必ずおかゆでしなければならないのでご注意ください。

 部品点数が多いおかげで、分解して個別に洗浄できるため、調理のあとの手入れもラクチンです。

土鍋をいったん洗って、しっかりと乾燥させてから目止めをします。面倒と思われる方もいるかもしれませんが、目止めで作ったおかゆはそのまま食べられます。美味しいですよ!

いよいよ筆者待望の実食……(ゴクリ)

 本製品の売りは水受皿に水を張ることで煙を抑える減煙構造。というわけで今回は焼き網で、いろんな食材を焼いてみました。

これが今回、購入した食材(買いすぎました)。映えを意識してパプリカなども購入してみましたが、部屋が映えていないのを忘れていました

 おうちいろりの電源を入れて、最初に驚いたのは煙が本当にほとんど出ないこと。もちろん匂いは出ますが、換気扇をガンガン回せばまあ問題なし。これならリビングでも焼き網料理を存分に楽しめますね。

 ただし、さすがにヒーターに食材が落下し、張り付くと、燃えて煙が出たりするので、焼き網にはあまり小さな食材を直接乗せず、串などに刺しておいたほうがよいですね。

食材から出た油は水受皿に張った水に落下するので、ほぼ煙が出ることはありません。煙が出たらすぐにでも写真を撮るつもりで身構えていましたが、空振りでした

焼き網に張り付いた魚の身がヒーターの上に落ちてしまったときだけ、ちょっと煙が出ました

 肝心なのはお味ですが、忖度抜きでかなーり美味く焼き上げてくれるとビックリしました。そもそも我が家ではほとんど調理に焼き網を使ったことがなかったのですが、おうちいろりであれば家族とテレビでも見ながらじっくりと焼き上がるのを待ち、いい頃合いで頬張れます。ヒーターでじりじりと焼き上げているからか、特に鶏肉などは表面がパリッと、中身はジューシーで非常に美味でした。

 また、今回は下味を付けずに、焼き上がってから塩こしょうだけで食べたのですが、このほうが素材の味をストレートに楽しめますね。ちなみに結構な量の食材を食べましたが、一番美味しかったのはジャガイモ。焼き網だと油などを使わずにヘルシーに食べられるというのもメリットですね。

メインディッシュはステーキ肉

カメラのピントが私の顔に合っているのでわかりにくいのですが、お肉は肉汁たっぷりに焼き上がっています

カットしてみたら私好みの焼き加減でした

個人的にはフライドポテトよりも、ジャガイモ本来の甘みや食感を感じられて美味しかったです

 つぎに試したのが土鍋。キムチ鍋を作ってみましたが、吹きこぼれることなく、それでいて均一に火が通っており、こちらも美味しく完食してしまいました。豚肉の薄切りはジューシーで、鶏肉はプリップリ。温度が緩やかに上昇するので火加減を気にすることないですし、保温性が高いので食材を追加投入してもスープの温度は大きく下がらないようです。ただいま鉄鍋から土鍋への買い換えをかなり前向きに検討しています。

金属鍋だと温度にムラがあるのか、端からふきこぼれることがよくありますが、今回の土鍋ではまったく手がかかりませんでした

心も身体も暖まったワタシ

 (次ページ:「おうちいろり」を置いた場所が「囲炉裏」と化します)

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