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アイリスオーヤマのヒーターベストは“じんわり”暖かい。使い捨てカイロじゃ熱すぎるときに使いたい

2023年12月01日 07時00分更新

文● @sumire_kon

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よかった点・気になった点

 ここからは使用感以外の部分で、よかった点と気になった点を紹介する。

●よかった点1:バッテリー用のポケットが別に用意されている

 他社のヒーターベストでは、通常のポケットにバッテリーを一緒に収納するタイプもあるが、この製品ではバッテリー用に独立したポケットがベスト裏側に用意されている。表のポケットがバッテリーに占有されず自由に使えるのは、地味ながら大きなメリットだ。

スイッチの裏側に給電ケーブル付きの専用バッテリーポケットを搭載

スイッチの裏側に給電ケーブル付きの専用バッテリーポケットを搭載

バッテリーはポケット内にしっかりと収まる

バッテリーはポケット内にしっかりと収まる

●よかった点2:ヒーター用バッテリーでスマホも充電できる

 2つ目は、ヒーター電源用としてアイリスオーヤマ製のモバイルバッテリーが付属していること。5V/2.4A仕様の一般的なモバイルバッテリーなので、USBケーブルを繋げば外出先でスマホやワイヤレスイヤホンなどを充電することもできる。

ヒーター用のモバイルバッテリーはスマホの充電にも対応

ヒーター用のモバイルバッテリーはスマホの充電にも対応

 逆に、バッテリー自体の充電にもスマホやタブレット用のUSB充電器を使うことができる。

●気になった点1:雨に濡らしてはいけない

 電気でヒーターを動かす以上、やむを得ない部分ではあるのだが、雨に濡れるような環境では使わないよう推奨されている。

使用上の注意には雨中で使わないよう記載されている(赤枠は筆者追加)

使用上の注意には雨中で使わないよう記載されている(赤枠は筆者追加)

 気温が落ちがちな雨の日は、本来ならヒーターベストが活躍するシチュエーションなだけに、残念でならない。

●気になった点2:モバイルバッテリーの規格が古い

 付属のモバイルバッテリーは、出力側がUSB-A×1、バッテリー充電に使う入力側がmicroUSB×1だ。出力側はともかく、入力側がUSB-Cに対応していないのは、同規格の普及が進む現状を踏まえると少々気になるポイントだ。

●気になった点3:洗濯機で洗えない

洗濯機で洗うことはできない(手洗いはOK)

洗濯機で洗うことはできない(バッテリーを外せば手洗いは可能)

 ヒーター内蔵の衣類は洗濯機で洗えないものがほとんどだが、GRAND TRAILヒートベストも例外ではない。手洗いには対応しているため、まったく洗えないことはないが、不便なことは確かだ。

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