ねらいは解約率の低減、「35年縛り」さえ可能?
実際、決算資料でも「解約率の低減」が金融事業の効果としてハッキリと謳われている。
KDDIとauじぶん銀行ではauユーザーであれば住宅ローンの金利が優遇されるという仕組みも存在する。それこそ、住宅ローンを組めば35年払いというのも珍しくない。つまり、いまでは聞かなくなった「2年縛り」どころか「35年縛り」でユーザーを囲い込めるというメリットがあるのだ。
さらに金融事業の効果としては「総合ARPU増」も期待される。
今回の「auマネ活プラン」は「使い放題MAX」だけでなく、「ALL STARパック2」や「DAZNパック」、「Netflixパック」といった従来から提供されているデータ通信使い放題とコンテンツの利用料がセットになったプランと組み合わせることが可能だ。
一方で、データの従量制プランである「スマホミニプラン」や、UQモバイルといったサブブランドの組み合わせには対応しない。
つまり、auマネ活プランは、auの「お得意様」というべき、データの使い放題プランを契約してくれる人のためのプランなのだ。
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