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NZXTの「H7 Flow RGB White」と「H9 Elite White」で超白いBTOPCが爆誕!

人気のNZXTケースで“白”を極めたBTOPCのコダワリを聞いた、白ケース人気は日本特有?

2023年07月28日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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NZXTの「H7 Flow RGB White」と「H9 Elite White」を採用
真っ白で取り回しもしやすいのが特徴のPCケース

──今日はよろしくお願いします。まず最初に基本的な疑問なのですが、外観も内部も白色モデルを手掛けようと考えたきっかけは何でしょうか?

中嶋 孝昌氏(以下、中嶋氏):3~4年前になると思うのですが、弊社では真っ白な「ZEFT Pearl」というモデルを発売しました。当時ケースファンや電源ユニットまで白にこだわった完全な白いパソコンはめずらしく、限定数で販売を終了したのですが、以後も継続して検索エンジンなどでたどり着いた方からお問い合わせを多くいただきました。昨年今年と白パーツのラインナップを拡充していく中で、白パーツを選択されるお客様がかなりの割合でいらっしゃいます。真っ白なパソコンがトレンドになりつつあるということを実感し、ZEFT G41WHとZEFT G43WHを発売するにいたりました。

──白色のケースというといくつか選択肢があるように思いますが、NZXTのモデルに決めた理由は何でしょうか?

中嶋氏:実際のところ、弊社でNZXTさんのH7シリーズを扱っていまして、ありがたいことに非常に好評を得ています。今まで取り扱っていたケースは、外観が白色、内部が黒色のモデルでしたが、今回新たに内部も白色のモデル「H7 Flow RGB White」を手掛けることになりました。というのも、NZXTさんを含めていくつかのケースメーカーさんにお話を伺うと、内部も白色のモデルに切り替えていくようで、であれば我々もそういったケースメーカーさんのトレンドにならって採用しようと思った次第です。

──H9 Elite Whiteは、一風変わったケースですよね。

中嶋氏:ZEFT G43WHで採用している「H9 Elite White」は、今年1月の販売開始日より取り扱っているモデルなんですが、弊社でも非常に好調です。H9 Elite Whiteの実績を考えると、H7シリーズも内部が白色のモデルに切り替えても、お客様のニーズは持続するか、それ以上になるのではと考えています。あと、H9 Elite Whiteは、白色以外にいろいろな角度から内部が見えるという点を活かし、ショーケースのような用途で購入されるお客様もいらっしゃいます。

ZEFT G43WHを正面から見たところ。ガラスにより内部がよく見える構造だ

──今回採用されたケースの特徴を教えてください。

須藤 将司氏(以下、須藤氏):ZEFT G41WHのH7 Flow RGB Whiteですが、今回注目していただきたい点の1つが、ケースファンに弊社の「RGB Core」を採用している点です。このRGB Coreは、8個のARGBを搭載し、ファンブレードを半透明にすることで、ブレード全体が光るように見え、従来のRGBと違った美しさを演出します。

中嶋氏:このRGB Coreファンのケーブルが結構長くて、延長しなくてもいろいろな箇所に容易に取り回しが可能となっています。今回、ビデオカードの補助電源ケーブルはシュラウドの下に隠すように配線しているのですが、ケーブルの見た目というところにも、すごくこだわって作ってあるケースだなという印象です。

ZEFT G41WHを正面から見たところ。通気孔ごしに3基のRGB CoreファンのLEDが確認できる

ZEFT G41WHの天板の様子

ZEFT G41WHも内部は白一色だ

社長のコダワリで3基のファンを底面に設置
結果かなりいい仕上がりに!

──ZEFT G43WHのH9 Elite Whiteについてはいかがですか?

須藤氏:H9 Elite Whiteに採用しているファンは2種類ありまして、1つが背面に搭載している静音性に特化120mm角ファン。もう1つが「RGB Duo」と呼ばれる両面のバリアリングにLEDを採用したモデルです。先ほどのRGB Coreもそうですが、弊社が提供するアプリケーション「CAM」で、LEDの色や光り方といったイルミネーションをカスタマイズすることが可能です。

中嶋氏:H9 Elite Whiteの初期状態では、このRGB Duoが3基、右側面の前方に搭載されています。ですが、弊社ではこれらの3基のファンを標準構成で底面に移設しています。というのも、弊社の社長である西川の指示で、ケースのガラスを活かし、綺麗に見せたいということで、天井にファンを付けないようにしました。そのため、CPUクーラーのラジエーターを右側面に配置し、最初からあるケースファンはすべて外し、底面に装着し直しています。これはラジエーターのサイズが240mmや280mmであっても同じです。実際、手間が生じるため、個人的には驚いたんですが、出来上がった完成品を見ると、手前味噌ですがかなりいい仕上がりになった自負しています。やはり、天板から内部が見えるというのはかなり大きなポイントになっているのではないでしょうか。ZEFT G43WHは、見た目にもかなりこだわったパソコンです。

ZEFT G43WHの天板の様子。天板からも内部の様子が確認できる構造だ

──組み立てチームからの反対はありませんでしたか?

中嶋氏:ファンの位置を変更すると、それに伴ってケーブルの取り回しも変わってきますので、結構大変だという話は聞いています。ですが、H9 Elite Whiteは、マザーボードベースの裏側の空間がかなり広めに確保されていまして、トップレベルに配線がしやすいとも話していました。さらに、H9 Elite WhiteではaRGBおよびファンコントローラが搭載されているのですが、組み立てチームの話では、これも非常に扱いやすいとのことです。

ZEFT G43WHの内部の様子。側面に搭載されたラジエーターと底面のファンのLEDが印象的だ

こちらは右側面の内部の様子。電源ユニットも白色で統一されているのが確認できる

背面ももちろん白一色だ

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