応接室の隣には広いサウナと最高な外気浴スペース、そしてフィンランド流のおもてなしの心があった
わたしを“社ウナ”に連れてって!《ヘルシンキ・WithSecure本社編》
2023年07月20日 11時00分更新
本社最上階にある、広いサウナと港の見える外気浴スペース
WithSecure本社はヘルシンキ市南部のベイエリアにあります。かつてはF-Secureという社名でしたが、法人向けセキュリティソリューション事業が2022年に分社して、WithSecureという新しい会社が設立されました。コンシューマー向けセキュリティ事業は引き続きF-Secure社が担っており、本社ビルにはこの2社が同居しています。
WithSecure本社の社ウナがあるのは最上階の8階フロアです。エレベーターで8階に上がると、入口のドアには大きく「SUMMIT & SAUNA」と書かれていました。「サミット(最上階)」と「サウナ」の「サ」で韻を踏んだのかもしれませんが、それにしても「サウナ」のアピールが強い。
中はキッチン付きの応接室やミーティングスペースとなっており、来訪客へのおもてなしの場として使われるほか、社内チームの懇親会などにも貸し出されているそうです。実際に筆者を含む日本のメディアチームは、ここでWithSecure幹部のインタビュー取材などを行いました。
さて、応接室の奥にあるドアを開けると、そこから先はサウナスペースになっています。ロッカールーム、シャワールーム、サウナ室があり、それらを合計したサウナスペースの広さは、応接室と同じくらいありそうです。先ほど「サウナのアピールが強い」と書きましたが、実際にスペースも大きいわけですな。
混浴なのでロッカールームで水着に着替え(またはバスタオルを巻き)、シャワーを浴びたら、いよいよサウナ室に入ります。記事冒頭に写真を載せましたが、正面中央に電気式サウナストーブが鎮座し、左右それぞれ2段のベンチがあります。詰めて座れば最大14人くらいは入れそう。わたしがふだん通っている新大塚のサウナよりも広いぞ。
フィンランドサウナでは「ロウリュ」(熱した石に水をかけて大量の蒸気を発生させるアレ)を行うのが一般的であり、もちろんWithSecureの社ウナでもロウリュし放題です(やったね!)。ストーブはなかなかパワーがあり、ロウリュにより湿度がどんどん上がるため、筆者はとてもいい感じで発汗しました。
ところでビジネスマナー上、サウナに招いた側(ホスト)と招かれた側(お客さん)、どちらが先にロウリュをするのが正しいのでしょうか。そもそもフィンランドにはそんなマナーなどあるのでしょうか。そんなことを気にするのは日本人だけかとは思いますが……。
サウナ室で十分に身体を温め、汗をかいたら、冷たい水シャワーを浴びて外気浴スペースに出ます。そう、本社最上階にあるこの社ウナには、港が見下ろせる外気浴スペースもあるのです。
写真がこちらです、ドーン。わぁ最高、気持ちいい!
ビルの屋上からはみ出していたのは、この外気浴スペースでした。ここもかなり広いスペースで、20人くらいで立食パーティなどができそうですし、バーベキューコンロもありました。
フィンランドの夏のバカンスでは、湖のコテージに行ってみんなでサウナに入り、バーベキューとビールを楽しむのが定番だとのこと。つまりはここもそういうことなのでしょう。社ウナに社ーベキュー、いいなあ。