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石川温のPCスマホニュース解説 第168回

ドコモ新プラン発表で、楽天モバイルが潔く見えてきた

2023年06月28日 07時00分更新

文● 石川温

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ドコモとしてはユーザーの囲い込みができる

 OCNモバイルONEからirumoになったことで、一部のデータ容量は値上げになった感がある。しかし、エコノミーMVNOではなくNTTドコモの料金プランになったことで、dカードお支払い割やドコモ光・home 5Gセット割などを組み合わせて割引するという立て付けになった。こうした割引を組み合わせることで、OCNモバイルONEよりもなんとか安くなるという設定になっている。

 NTTドコモとしては、irumoという自社の料金プランとして提供し、光回線やクレジットカード払いを組み合わせることで、ユーザーを囲い込むことが可能になる。エコノミーMVNOではできなかったことが実現できるのだ。

 irumoではデータ容量として0.5GB、3GB、6GB、9GBという刻みとなっている。0.5GBが目立っているが、こちらは通信速度は3Mbps、4Gのみ対応となっているなど、おそらくスマートフォン初心者もしくはケータイ向けのプランと言えるだろう。

 NTTドコモではエコノミーMVNOではなく自社の料金プランとして提供することで「MVNOではなくドコモのネットワーク品質で提供できる」という点も強みとしている。

 MVNO回線ではどうしても昼間の時間帯が遅くなったりすることがある。これがドコモでahamoやeximoと変わらないネットワークであれば(渋谷などをのぞき)快適なネットワークを提供できるというわけだ。

新プランを軸にグループ内での位置づけを整理している

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