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血圧計内蔵するスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D」やっぱり欲しい

2023年06月17日 07時30分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●飯島恵里子/ASCII

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落ち着いた状態で計測し、とにかくじっとしていることが大事

正確に測定しないと血圧値は揺れやすいので注意

 血圧計は起動して、「測定」をタップする(もしくはヘルスボタンを押す)だけで測定できます。タップしてから5秒後にカフが膨らんで、測定が開始されるので、その間に正しい姿勢をとる必要があります。椅子に座って、両足を床に着けて、ウォッチが心臓の高さにくるようにして、腕が動かないように、右手で肘から支えます。だいたい40秒ほどで計測が終わり、画面に血圧値が表示されます。

計測結果はすぐに画面に表示される。脈拍も同時に計測される

 血圧値は、筆者が普段使っている上腕式の血圧計よりも高い数値になることが多かったです。実は正確な血圧を測るのは結構難しく、カフの巻き方や姿勢によって、かなり数値が変わります。また、1日の間にも血圧は大きく変動します。ということもあり、朝の起床時と夜の就寝前に計測して、変動をチェックするのがよしとされています。毎日同じ時間に、同じ場所で、落ち着いた状態で計測することで、計測値の揺らぎというか誤差を減らせるわけです。それでも、「あれ? 今日の血圧、こんなに高いの?」ということはあり、再度計測すると正常値でほっとするといったこともあります。

筆者が普段使っているオムロン製の上腕式血圧計。HUAWEI WATCH Dは小さいことも大きな利点

 上腕式の血圧計と比べると、HUAWEI WATCH Dのほうが「計測値の揺らぎが大きい」というのが筆者の率直な印象。されど、3日間使い続けていくうちに、徐々に数値が安定し、両機の計測値も近づいてきました。上腕式は自ずと身体が前傾になるので、ベッドのサイドテーブルに置いて、ベッドに腰をかけて測定しています。手首式のHUAWEI WATCH Dは、どうもその体勢は適さないようでした。ダイニングチェアなど、背もたれがある椅子にゆったりと座って計測するのがよさそうです。

 筆者は、オムロンの「Heart Guide」というウェアラブル血圧計も持っています。旅行に出かけるときにしか使っていないのですが、計測方法はHUAWEI WATCH Dと同じ。ただし、HUAWEI WATCH Dが多彩な機能を備えたスマートウォッチであるのに対して、Heart Guideはスマートウォッチとして使える機能は電話やメッセージの通知など限定的です。

 今回、Heart GuideとHUAWEI WATCH Dも使い比べてみましたが、HUAWEI WATCH Dの計測値が若干高く出ることが多かったです。しかし、上腕式との差ほどは大きくはなく、誤差の範囲でした。

左がHeart Guide、右がHUAWEI WATCH D。Heart Guideは電池持ちが3日程度で、重さは118g(筆者の計測値)なので、腕にずっと巻いておくには向かない

 HUAWEI WATCH Dで計測された血圧値は、スマホの「HUAWEI Health」アプリに自動で同期されます。心拍数、血中酸素レベル、睡眠などのデータも同期され、ファーウェイ製の体組成計を持っている人は、体重や体脂肪率も記録し、健康データを一括管理できます。

 すでにファーウェイのスマートウォッチを使っている人にはおなじみのアプリですが、計測データがわかりやすく見やすいアプリです。

HUAWEI WATCH Dで計測したデータは「HUAWEI Health」アプリに同期され、一元管理ができる

血圧値の推移をグラフで確認することも

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