今年初めにスリーアール製の「白色/紫外線LED切替式スケールルーペ」を、ジャストマイショップの最終ディスカウント販売で手に入れた。定価の75%引きだったからか、国内市場からはほとんどその姿が消えてしまった。幸いまだ海外では販売中のようだ。
悲しいことに人間の視力や聴力は、加齢に伴って高齢になるにつれ少しずつ劣化する運命だ。特に視力と聴力はその劣化度合いが顕著だ。母親譲りのド近眼の筆者は母親と同じように老眼のスタートは遅れたが、徐々に小さなマニュアルなどのより小さな文字を読むことが億劫になって来た。
近眼、老眼、乱視がなど複数の要因があるが、その視力を一時的にリカバリーするツールとして一番一般的なモノは、「ピントを合わせる」眼鏡だ。しかし、それだけでは用不足なことが現実には時々起こる。それらを一時的に補正カバーするツールが、一般的にルーペと呼ばれる拡大機能のアイテムだ。一時大ブームだったハズキルーペもその一種だろう。
充電して利用するセミハードケース付属のルーペ「ZOOMY」
今回衝動買いした白色/紫外線LED切替式スケールルーペ 3R-ZOOMY01(以降、ZOOMY)も、一般的な虫眼鏡のように手で持って扱うルーペの仲間だ。パッケージには本体ZOOMYとその専用セミハードケース、充電しながらでも使える長いUSBケーブル、レンズクリーナー布、取説が同梱されている。
ZOOMY本体への充電は、側面のmicroUSBポートから5V/2Aで付属のUSBケーブルを用い、ZOOMY内蔵の50mAhのリチウムポリマーバッテリに充電する。充電時間は約60分。一回の充電で60〜90分使用できる。付属のセミハードケースでアウトドア環境に持ち出しての使用も安心だ。ZOOMY本体、レンズクリーナー、ケース込みでもたった80gだ。
円筒ドーム型をしているZOOMYは、一見してルーペと言うより外観は短い望遠鏡のようなイメージだ。自らバックライトで光るスマホの液晶画面のような平面な対象物は、そのまま覗き込んでも確実にその細部まで観ることが可能だ。
拡大率は10倍固定、ピント合わせもないため最新の高解像度のスマホでも撮影用のスマホカメラの倍率を3倍程度に設定すれば、ピクセルまで確実に見えて撮影が可能だ。ZOOMYはあくまで平面を見るルーペであり、立体物は不得手だ。
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