このページの本文へ

個別動画生成を低コスト化、顧客接点の非対面化時代にワントゥワンコミュニケーションを強化

明治安田生命、キヤノンMJとlivepassのパーソナライズド動画サービスを採用

2023年05月02日 10時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2023年4月27日、livepass(リブパス)と共同構築したパーソナライズド動画サービスを明治安田生命に導入したことを発表した。「顧客接点の非対面化」が進むなかでワントゥワンコミュニケーションを強化する狙いがあり、保険加入者ごとに内容がパーソナライズされた専用動画を低コストで生成できる仕組みとして導入された。

明治安田生命におけるパーソナライズド動画の活用例

 今回導入されたパーソナライズド動画サービスは、企業が保有するCRMなどの顧客情報から抽出された情報と動画を組み合わせて、顧客個々人に適した内容の動画を配信するサービス。

 ベースの動画は共通で利用し、特定の情報のみを変更して顧客ブラウザ上で動画を生成する仕組みのため、個別に動画を制作するのに比べて大幅にコストが削減できる。さらに、個人情報を動画生成サーバーに送ることもないため、高いセキュリティも実現できるとしている。

今回のパーソナライズド動画サービスの特徴(右)

 明治安田生命では、顧客接点強化を目的として、保険加入者専用Webサイトにおいて健康維持/改善支援コンテンツ「MY健活レポート」を提供している。今回のサービスは、同レポートの新機能「あなたの健康解説動画」において、個々人の健康状態に応じた疾病リスク予測、健康アドバイスなどの情報案内に活用される。

 同サービスの提供価格(税抜)は、月額37万5000円(月間動画再生回数1000回未満の場合)から。動画制作費用、パーソナライズのためのプログラミング費用など、初期費用については個別見積もり。

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード