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ホワイトPC自作にピッタリなシルバーの大型ヒートシンクがポイント

巨大な空冷CPUクーラーが実装できるB760Mゲーミングマザーボード、「NH-D15」「忍者 五」「AK620」で試してみた

文●石川ひさよし 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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Noctua「NH-D15」装着例

Noctua「NH-D15」と組み合わせた例。やぐらやヒートパイプ部分の干渉はない。14cm径ファンのためヒートシンクも大きく、ケース天板側、PCI Express x16スロット側ともギリギリだがOK。メモリ側ファンは上にオフセットすることになり、仕様以上の高さが必要。マザーボードとしては問題なくケース側に求められる仕様だ

 ここでゲーミングの本命、VRM設計を見ていきたい。高性能CPUを組み合わせた際に性能を引き出せるかどうかは、CPUクーラーとVRMの二つとも重要だ。

 MAG B760M MORTAR WIFIのVRMは12+1+1フェーズ構成。フェーズダブラーは用いておらず、1フェーズに対し直接2つのMOSFETが接続されているDuet Rail Power System(DRPS)回路を採用している。MOSFETは75A対応のSmart Power Stage(SPS)。そしてここに電力を供給するEPS12Vは2系統搭載している。十分な電力供給に、75A×12フェーズのCPU用VRMが組み合わされることで、CPUのブーストを引き出し持続させる。

CPUに電力を供給する8ピンEPS12Vが2基

MAG B760M MORTAR WIFIのVRMは12+1+1フェーズ

PWMコントローラはRenesas「RAA229132」

MOSFETはコア用の12フェーズとほか1フェーズが75A対応SPSのRenesas「RAA220075R0」で、のこり1フェーズがMonolithic Power Systems「MP87670」

冷却性能を求める方は注目したいモデル

 今回は、コスパのよいゲーミングPC、小さくても十分な機能かつ見た目も重視したいというニーズに応えるMSIのMAG B760M MORTAR WIFIをご紹介した。中段で説明したとおり、同シリーズでは既存のDDR4メモリを使いまわしたい方も、新規でDDR5移行を検討している方も、対応モデルが用意されている。拡張スロットに関しては、CPUが扱えるPCI Expressレーン数的にATXとmicroATXの差は小さい。エンスージアストのニーズを除けば、メインストリーム用途ではもはやmicroATXで十分という考え方もできる。PCケースでもmicroATXはATXモデルと比べると若干割安で、コスパを求めるならよい選択肢と言える。

 MAG B760M MORTARシリーズの推しはやはりヒートシンクデザイン。シルバーカラーはホワイトPCにも最適と説明したとおりだが、ブラックPCの中にひとつ差し色が欲しいという方にもオススメだ。形状としては非常にシンプルで嫌味がなく、冷却性能でも大型でしっかりとした設計。その下のVRMもかなり余裕を持たせた設計なので、大型ヒートシンクと合わせ、適度なエアフローがあれば高性能CPUを組み合わせても温度上昇に悩まされることがない。ちょうどこれからゴールデンウィークを迎える。この連休でゲーミングPCを組むならMSI「MAG B760M MORTAR WIFI」で決まりだ。

MAG B760M MORTAR WIFI 詳細ページ
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